見出し画像

ウルグアイ戦 マッチプレビュー

今夜、ウルグアイとの親善試合。
この試合は非常に注目されるだろうし、するべき試合だと思っています。
現在の日本代表の立ち位置や組織力を確認することはもちろんのこと、
個々人の選手が南米屈指のウルグアイの選手とどこまでやれるかを確かめる、
そんな一戦になるだろう。
まず、前提としてはウルグアイが日本戦を勝ちに来るだろうということ。
先日行われた韓国に1−2と敗れ、内容でも負けるべくして負けたとの見方が。
アジア遠征を2連敗で終えることは想定していないだろう。

スアレス不在の影響
これについては大前提として。
今やスアレスとカバーニの2トップは世界最強のコンビといっても過言ではないでしょう。
スアレスがいるいないでチームに影響が出ることは避けられない。
この試合でカバーニの相方を務めるのは、恐らくベテランのストゥアニだと思われます。韓国戦でも先発していました。
ジローナでプレーする32歳、186cmのFWはボックス内での仕事を得意とする。
そしてもう一人、マクシミリアーノ・ゴメス、セルタ所属の22歳、こちらも186cmと長身のFW。
ボックス内でのフィニッシュワークに関しては、非常に強力なストライカーが揃っているウルグアイ。
スアレスと組む場合と違うコンビネーションがどう出るか。

日本のビルドアップ、前進をどう図るのか
タバレス監督が続投、W杯の印象として恐らく強度の高いプレスを前線から仕掛けてくるだろう。
日本がそれをどうオーガナイズして、前進を図るのか。
今まで通りであれば青山のアンカー落としで3バックを形成。
だが、ウルグアイはそこにも枚数を合わせてプレスをしてくる場合に、日本がどう対応するか。
窮屈なビルドアップになることが予想されるが、そこをどうやって打開していくのかが見るポイントの一つ。

日本のオーガナイズされた組織的な守備のクオリティが問われる
ウルグアイは恐らく、ベンタンクールルーカス・トレイラが中盤でコンビを組む。
今までのウルグアイの中盤のイメージとは違う選手である。
過去のウルグアイのボランチといえば、ガルガーノやアレバロといった潰し屋揃いの中盤だった。
しかし、ベンタンクールはピルロに例えられるようなプレースタイルである。
ゲームメイクができ長短のパスを使い分けを得意とする。
ルーカス・トレイラはアーセナルでのプレーを見る限り、いわゆる潰しを得意とする選手ではあるが、積極的にボールを捌く選手。しっかりゲームを組み立てられるアンカーである。アーセナルでプレー出来ている理由はそれが出来るからである。

個々の1対1の局面やデュエルの部分でも負けないことは当然必要な要素。
そして、高い個々の能力を有するウルグアイに対し、日本がどうオーガナイズされた組織的な守備で対応していくのかがポイントでしょう。
日本は恐らく積極的に前線からプレスを仕掛けると思いますが、当然剥がされればそこにはリスクが伴う。
そうされないようにどうするのか、またリスク管理も含めて。
森保ジャパンがこれまで見せてこなかった部分もこの試合では見えてくるような気がします。

アタッキングサードのサイドレーンでの攻防
現在の日本のストロングポイントはサイドプレイヤーのクオリティの高さ。
この試合SBが長友、酒井宏、ワイドが堂安、中島が予想されるベスト布陣。
この4人はトップレベルであることは言うまでもなく。
特に酒井宏樹はSBとしては完成された選手へと成長した。
持ち前の攻撃に関する部分はもちろん、守備面でも対人の強さ、タックル、エアバトルなど攻守においてここまでの選手は世界的にもそんなにいないだろう。
ワイドの選手がハーフスペースを上手く使いながら、SBが空いたスペースを上手く活用するシーンが何回作れるか。

ランキングでは格上のウルグアイだが、日本の勝機は十分あると思います。
まずは森保監督が誰をスタメンで起用してくるかで、どんなプレーモデルが求められているのかが今までより更に明確になる気がします。
個々の局面、攻守のオーガナイズがより一層見えて、楽しめる一戦だと思います。
では、ウルグアイ戦を楽しみましょう。

#サッカー日本代表 #サムライブルー #ウルグアイ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?