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#07:HYBE × M.H.J.の乱 から垣間見る社会とか

K-POP界の赤穂事件?! ビックリ仰天!! ミン・ヒジン氏の逆襲

ドラマなどで二度見のシーンはよくあるけれど、実際に二度見するということはめったにない。
4月25日の昼下がり。
ひと仕事を終えて、最寄駅から家に向かってのんびり歩いていたところで友達から連絡が来た。
「ちょ、、、ちょっと!!!ミン・ヒジンが大変なことになってる!」
な、なぬ?!?!
自分がスマホを二度見…していたのに気づいたのは、その場で独り「えー!」と大きな声を出してからのこと。二度見はもしかしたら脊髄反射なのかもしれない。

その直前、22日に韓国大手芸能事務所HYBEから、HYBE傘下のADORのCEOで人気グループNew Jeansの生みの親ミン・ヒジン氏の独立画策発覚という報道があった。
デビュー当時からBunniesで6月に予定される日本初単独公演を待ち望んでいる娘は「Fifty Fiftyの二の舞になるんじゃないか?」と心配でならない。デビュー2年目にやっと日本単独公演…という中で、突然、飛び込んできた解散危機?!…からの25日のミン・ヒジン氏の大暴れ記者会見。
ボーダーTにキャップを被りスッピンで放送禁止用語連発そして号泣の会見は、まるで韓国ドラマの1シーン。「これってドラマ?!」と疑ってしまった。


デビュー⇒大ヒット からの 生みの親v.s.事務所 という流れ

この問題の大筋はFifty Fiftyの件と似ている…ということは、デビューから一気に売れたグループに起きうるK-POP界のリスクということだろう。
Fifty Fiftyとの違いは、会社の規模と独立を画策したディレクターの存在があまりにも大きすぎることだ。New Jeansの世界観を生み出した敏腕アートディレクターとして誰もが知るミン・ヒジン氏と、彼女をSMエンタから引き抜いたHYBEの会長でありBTSの生みの親でもあるパン氏のバトル勃発。いまや最大手といってもいい芸能事務所HYBEで起きた内紛である。

今後の動向が気になるが、私はとにもかくにもNew Jeansのメンバーたちが心穏やかでいて欲しいと願うばかりだ。彼女たちには罪はない。ファンの一人としては彼女たちの努力を水の泡にしてほしくない。
ついこの前、U-nextで第38回ゴールデンディスクアワード with Bank Mandiriを観たが、新人賞を受賞したFIFTY FIFTYは騒動後、事務所に残留を決めたキナひとりだけが登壇し、大ヒット曲「Cupid」の世界はもう見れないと思うとそれはそれは悲しく寂しい気持ちになった。
New Jeansも同じ運命をたどっては欲しくない…。

問題云々…はさておき、パフォーマンス、エンタメとして騒動を考えてみた

この問題についての意見というよりこの騒動をエンタメに変化させて観察してみたい。
まずは、敏腕ディレクターのミン・ヒジン氏。あの驚きの会見は、素の彼女なのか、最高のパフォーマンスとして自らを演出したのか、はたまた、自身でも語っていた通り精神的な疾患によるご乱心なのか…という部分である。
ここからはあくまでも私の個人的な感想である。

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