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あんこ(粒あん)を作るの巻

近ごろは、取り憑かれたようにあんこのことばかりで考えている。

あんこの本を買って、行きたいお店をリサーチしたのに…。
外に出られないのなら、家で炊けばいいのでは?そう思い立ってあんこを作ることにした。

少し前に見た樹木希林さん主演の「あん」という映画。

「餡作りはあずきのおもてなしなのよ。せっかく畑からきてくれたんだから」

あずきと会話しながら、丁寧に丁寧に粒あんを作るシーンはずうっと見ていられた。

あずきのおもてなし。

あずきを炊くなら、まずはあずきへの愛が一番大切なのである。
あずきのおもてなし、しよう。

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早朝。あずきを炊くのは朝が正しいような気がして、どら焼き屋でもないのに、無駄に早く起きる。まだ外は薄暗い。

材料はあずき、砂糖、塩とシンプル。

しかしここで気付いてしまった。
材料は揃えたけれど、道具が揃ってない。木べらがない。

グーグル先生!教えてください!

“あずき 炊く 木べら ない”
→検索結果0

あずきへの愛情があれば、まずはちゃんと道具を揃えるべきじゃないのか?木べらなしにあずきは炊けないのか?

“木べら 代用”
→しゃもじを使うといいらしい。

しゃもじ…見た目がアレだけどまあいいか。あずきを炊くのに木べらがないだなんて、樹木希林さんに怒られるかもしれない。それでも今、あずきを炊きたい。「早く早く〜」とあずきたちが呼んでいる。(多分呼んでない)

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そんなこんなで始まった餡作り。

気分を高めるためにも、映画「めがね」を流しながら雰囲気を作る。
(もたいまさこさんが餡を作るシーンが大好きです。)

あずきを洗う時のしょきしょきという音にときめいたり、あずきの顔が変わっていく様子をじいっと見つめたり、湯気のおいしい香りにお腹が空いたり。

“失敗”の2文字は全く見当たらず、順調に進む餡作り。しかし思いの外時間がかかる餡作り。出来上がるまでに約4時間。(我慢できず途中でお菓子食べました)

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完成したあんこ。

豆の柔らかさがまばら、色もまばら、まばらあんこができました。

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そして、楽しみにしていたあんバタートースト。盛り付け方雑だな。バターは四角いやつがよかったな。けれど、味はまあまあ。初めてにしては上出来かしら。

雑な性格のわたしでも、それなりのあんこが作れることがわかりました。

あん作りは、あんがい簡単!

ダジャレのセンスがなさすぎるので寝ます。おやすみなさい。

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