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実験:コスパ最強のコバエホイホイを作った

前回の実験(https://note.com/mofuneco/n/nabff6ee36ed6)では、カインズの捕集器に付いている薬剤を脱脂綿に浸して使うのが効果的という結論だったが、脱脂綿に浸した薬剤は1日で蒸発してしまい、効きが低下することがわかった。

アース製薬の本家コバエホイホイをそのまま使うよりもコスパがいいと思ったが、これでは結局コストがかかってしまう。そこでキッチンにあるものを使って同等の効果で長持ちするものを作れないか考えた。

まず誘引剤だが、これはカインズの薬剤の匂いから、米酢と料理酒の組み合せではないかと考えた。あの独特の甘酸っぱい匂いは、コバエを魅了するだろう。

誘引剤として使った米酢と純米料理酒

これをカップ状に加工したペットボトルに約10ccずつ入れ、殺虫スプレーを3〜4回噴霧して混ぜた。

ジノテフラン系殺虫剤「植物つよし」。濃度は0.01%。


さて、このまま脱脂綿やティッシュペーパーに浸すのでは芸がない。保水性に優れた素材はないかと考えたら、ひらめいた。高分子吸収シートだ。

私「ねぇ、生理用ナプキンって、もう使わないからもらっていいよね?」
嫁「失礼ねっヽ(`Д´)ノプンプン」

なんで怒られたのか一瞬わからなかったが、ああ、そういうことか。
「もう使わないから」は余計な一言だった。

こういうデリカシーのなさが私のダメなところなんだろう。

それはさておき、結果は予想外にすばらしいものだった。
下の写真の如く、自作コバエホイホイの圧勝。
ちょっと見た目気持ち悪いけど。

左:自作コバエホイホイ(高分子吸収シートに米酢と料理酒と殺虫剤を浸したもの)  
右:アース製薬のコバエホイホイ容器に脱脂綿を入れてカインズの薬剤を浸したもの


高分子吸収シートの裏側にも回り込んでいる


厳密に言えば、容器も薬剤も変えているから、何が一番効いているのかはわからない。カインズの薬剤はケチったので自作のコバエホイホイほど入れてない(多分2〜3ccだろう)。これはちょっと不公平なやり方だった。

とは言うもののの、自作でこれだけの効果が出るなら、もう市販品を買う必要はないだろう。米酢も料理酒も安価に手に入るし、殺虫剤もありふれた農薬だ。

ジノテフランといえば、我が家にも「スターガード」という粒剤があった。800g入で確か1000円ぐらいだったと思う。この粒剤はジノテフランを1%含んでいるので、100ccの水に1g溶かせば上記の殺虫剤(濃度0.01%)と同じ濃度になる。


YouTube動画を真似た「めんつゆ」ではダメだったが、今回は「米酢+料理酒」が良い働きをしてくれた。タイトル通りの「最強」かどうかは、もうすこし材料の種類や配合量を検討してみないとわからないが、今はこの結果に満足している。



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