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中古マンション購入 メリット•デメリットまとめ

中古マンション購入:建築士・不動産屋の視点からの分析
築年数の経過した中古マンションの購入は、メリットとデメリットを総合的に判断する必要があります。建築士・不動産屋の視点から、資産性、安全性、保有のリスクについて分析し、メリット・デメリットを検討してみましょう。

◇資産性

  • メリット

    • 価格: 新築と比べ、割安で購入できるケースが多い。

    • 立地: 既に生活インフラが整っているエリアに建っていることが多い。

    • リフォームの自由度: 自分の理想の空間にリフォームできる。

  やはり、駅に近い、地盤の良さは古いの物件のほうがいいパターンが多い気がします。

◇デメリット

  • 将来的な価値: 築年数が進むにつれて、資産価値が下がる可能性がある。

  • 修繕費用: 老朽化による修繕費が頻繁にかかる可能性がある。

  • 再販時の手数料: 仲介手数料や諸経費がかかるため、売却時の実益が減る可能性がある。

資産性ですよね。40年で建て替えというのはリアルではなかなか無いですが、築60年の物件には手を出しずらいかも。管理組合で合意形成ができれば、新築になるメリットもありますが、狙ってはなかなか素人には難しいかもしれません。
リフォームに関しては、どこまでやるか次第。スケルトンにすれば、1000万から2000万ほど。壁紙変えるだけなら50万〜100万。トイレで30万、お風呂100〜150万。選んで変えるのもありですね。

安全性

  • ◇メリット:

    • 耐震基準: 建築基準法の改正により、古い建物でも耐震補強が行われている場合がある。

    • 周辺環境: 長く住まわれている方が多いことから、周辺環境が安定していることが多い。

◇デメリット

  • 老朽化: 建物の構造や設備の老朽化が進んでいる可能性がある。

  • 見えない劣化: 外見からはわからない内部の劣化が進行している可能性がある。

  • 災害リスク: 古く建てられた建物は、新しい建物に比べて災害に弱い可能性がある。

旧耐震の物件でも、対応している建物も少なくなく、狙い目とも感じます。東日本大震災でもマンションの建物倒壊などはほぼなく、古い団地など鉄筋コンクリート構造も決定的な倒壊はなかったといいます

保有のリスク

  • ◇メリット:

    • 固定資産税: 新築と比べ、固定資産税が安い場合がある。

    • 自由な設計: リフォームによって、自分好みの空間にできる。

デメリット

・修繕積立金: 修繕積立金の金額が、築年数によって高額になる場合がある。

  • 管理組合: 管理組合との関係性や、修繕計画など、様々な問題に直面する可能性がある。

  • 周辺環境の変化: 周辺環境が変化し、住みづらくなる可能性がある。

管理組合と修繕積立金は確認事項ですね。あとは、周辺環境。大きなマンション工事があるとか、ショッピングモールが出来るとか。トラブルは避けたいものです

購入前に必ず確認すること

•建物診断: 専門家による建物診断を行い、建物の状態をしっかりと把握する。

  • 管理組合の状況: 管理組合の運営状況や、修繕計画などを確認する。

  • 周辺環境: 周辺の騒音、交通量、治安などを確認する。

  • リフォーム予算: リフォームにかかる費用を事前に見積もる。

  • 建築士・不動産屋に相談する
    中古マンション購入は、専門知識が必要となるため、建築士や不動産屋に相談することがおすすめです。あなたの希望や条件に合わせて、最適な物件探しをサポートしてくれます。

まとめ
築年数の経過した中古マンションの購入は、メリットとデメリットを総合的に判断することが大切です。専門家の意見を参考に、慎重に検討し、後悔のない選択をしてください。
この情報が、あなたのマンション購入の参考になれば幸いです。


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