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morita friend school は「自己決定にチャレンジしていく場所」

モリタフレンドスクールとは

morita friend school(以下モリフレ)は、2020年4月に鳥取県大山町に開校した、”こどもが学びを楽しむ場”です。

ここでは地域の小中高生を対象に
①「個々に応じた学習伴走」
②「教室を飛び出した課外活動」
という2つの取り組みを主に行なっています。

これから定期的に運営者のモリタから皆さんへ、モリフレが大事にしていることや、いまチャレンジしていることなどを知っていただくきっかけの一つになればと思い、このモリタフレンド通信を配信していくことにしました。

今回は第1話なので、モリフレとは何か?をテーマに文章化してみました。

こどもたちが豊かに生きるための”協働パートナー”として在るモリフレ

面談など親御さんと話している中で感じるのは、親御さんも僕たちも最終的にみているゴール(?)はきっと同じなのではないか、ということです。そのゴールというのは、

こどもたち自身が「幸せ」と思える人生を生きること。

モリフレではこの長期的なゴールを考えたときに、こどもたちが自分で意思決定をしていく、つまり主体性をもって行動していくことが何より大切だと考えています。

長期的なゴールを見据えつつ、モリフレが日常でやっていることは、こどもが「自分の意思を出してもいいかな」と思えるよう、学業だけではなく、課外活動や対話などの多様な手段を通じて、一人ひとりのこどもの凹凸に添っていくことなのです。

そして、このこどもたちの凹凸に添っていくという取り組みの中で、僕たちは親御さんとは”協働パートナー”として、お互いに協力し合える関係でありたいと考えています。そうした思いの中で、互いに共通理解できるといいな、と思う点がいくつかあり、今回は、その一つである「成果」についてお話したいと思います。

モリフレが考える成果とは、主体性をもった行動をしていること

一般的に成果というと、テストの点数を上げたり、志望校に受かる、という”結果”なのかもしれませんが、モリフレでは短期的に成績を上げることだけを<成果>として捉えておらず、こどもたちが主体性をもって何かに取り組んでいる、その姿そのものが<成果>のひとつだと考えています。そして、そうした姿に向けてこどもたちに伴走していくことがモリフレの目的と言えます。

モリフレは学業を入口としていますが、こども自身が「勉強はもう本当に無理、つらい、どうしてもやりたくない!」という本音があれば、学業以外の選択肢があっても良いと考えています。

モリフレの成果・目的は、主体的に行動していくこと、将来に渡って学びを続けていくことなので、学業はそれに対する手段のひとつに過ぎません。

こどもたちにとっての手段はたくさんあって良いと思うのです。
その手段の多様性を提示していくのも、モリフレの役割だと考えています。

いろんな世界があり、何よりチャレンジしてみることが大切だよ、と。

そして、その子に合った手段を探していく際には、親御さん皆さんと話し合い、ご理解、ご協力いただきながら一緒に歩みを進めていければと考えていますので、引き続きお力添え頂けますと大変嬉しく思います。
よろしくお願いいたします。


今回は第一話として、モリフレが大事にしていることについてお話させて頂きました。ご精読ありがとうございました!

《モリフレのチャレンジも継続中》
これからも、モリフレの理念や、いまチャレンジしている取り組みについて配信していきたいと思います。
ご質問や感想もお待ちしています。

モリタフレンド通信

協力:たまおひろこ
モリフレで実践中の対話プログラム「トリセツワークショップ」発起者。
モリフレでのチャレンジをつづけるモリタさんに伴走中です。


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