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お世話になった作業療法士の方

若くて真面目で美人で、凛とした雰囲気のあるカッコいい作業療法士さんだったなあ。

実家は海のそば。目の前が海。照れくさそうに「でも泳げないんです」と。そういうもんなんだ。
うちの下の子は、小学生の間、スイミングスクールに通っていた。そのせいか姿勢がいい。体型や姿勢が似てるから、てっきり泳げるのかと思った。ガンガンいくらでも泳げそうな雰囲気なのに。小さい頃、器械体操やっていたからそのせいかもしれませんねって。

ベッドを起こす角度が、しばらく30°のままだった。回診に来るドクターたちは、「できるんだったら、どんどん体を起こしていいからね〜」とニコニコと去っていく。作業療法士や理学療法士には伝わっていない。
「私たちにもそういうこと、知らせてほしいですう。」と少し不機嫌そう。この患者さんなら、もっとやれることがあるのにみたいな。気を遣って45°まで上げてみたら、
そうじゃないでしょう?という感じで
「元に戻しましょう。」
すんません…。

4階の入院患者はお年寄りが多かったから、あまり負荷のかからないリハビリが多いのかもしれない。歩けるようになったあと、私と一緒にかかと上げをやってると「ちょっと私にも効いてきますねー」とおっしゃっていた。

運動系のリハビリもあるが、脳トレ系のリハビリもある。言語聴覚士さんのリハビリと違うのは、時間を計るところ。できるだけ課題を早く終わらせる。集中する力が途中でプツンと途切れてしまい、立ち往生していると、優しくヒントを出してくれた。なんとか最後までやることができた。

最後のリハビリが終わったあと、一緒に写真を撮ってもらった。他の職員さんとも撮ってもらったけれど、「あ、個人情報だから」と名札を外したのは、彼女だけだった。真面目だー。
次の日、土曜日なのに何故か出勤するっておっしゃっていましたが…。
私は、リハビリ室の前まで歩き、窓辺の手すりとベンチのあるスペースで、かかと上げやスクワットなどの自主練をしていた。たくさん休憩を挟みながら。ゆっくり歩いて病室まで帰っていると、途中でばったり出会った。
「まさかお会いするとは」
とニコニコしながら、病室まで付き添ってくれた。お優しい。歩き方、まだよたよたと
ぎこちなかったかな(笑)

ありがとう、お世話になりました☺️

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