Mouflon

2000年生まれ / M1 ムフロンが好きです.興味があることは,VRとかスポーツとか…

Mouflon

2000年生まれ / M1 ムフロンが好きです.興味があることは,VRとかスポーツとか動物とかアバターとか.今はUE5頑張ってます(タノシイ...)

マガジン

  • 身体性の脱構築

    人類の新しい身体について研究する筆者の研究記録です. キーワード:VR/e-sports/身体性/HCI/VirtualHuman

  • 論文備忘録

    頑張って毎日更新します

  • 書く瞑想

    知覚と認識を観察する.

最近の記事

わたしの本棚 卒業式:24歳の誕生日に本棚にある本300冊ぜんぶ売る話

卒業シーズン から少し遅れ僕(大学院生)も24歳の誕生日と同時に,少し変わった卒業式を迎えました. 少し変わった卒業式,そう,本棚との卒業式 思い返すと私の大学(院)生活は,いつも本と共にありました. 本との出会いで自分を知り,本との対話で悩み・苦しみ,本を通して人と出会い・喜びを共有してきました.18歳から23歳まで.5年間の青春をなぜ本に注いだのか?本を大好きになったきっかけ,本から得たこと,なぜ卒業をしようと思ったのかなどを綴っていこうと思います. 書き終わってみ

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    • 論文備忘録#4「アバターの身体は本当の自分に影響を与えるというプロテウス効果を提唱した論文」

      こからはあくまで論文メモです.情報を共有,利用する際には必ずご自身の目で確かめてから共有してください. 🤔一言でまとめるとバーチャルな見た目はリアルな行動に影響する.これをプロテウス効果といいます! 🛣️もう少し詳しくまとめるこれまでの研究「外見を変える」という行為は自己のアイデンティティを示す方法としてわたしたちの文化に根付いている.加えて,近年では仮想環境でのアバターという誰もが簡単で柔軟に自己表現できる. では,アバターの見た目は私たちの行動にどのような影響を与える

      • 論文備忘録#3「社会心理学でVRを使う際のトラッキング技術に関するレビューをした」論文

        ここからはあくまで論文メモです.情報を共有,利用する際には必ずご自身の目で確かめてから共有してください. 🤔一言でまとめると社会心理学の実験,特に非言語的・行動のデータを収集するのにVRのトラッキングがいい感じだからこれまでの文献まとめてみるよ! 🛣️もう少し詳しくまとめるVRを使うと行動測定がすごい簡単になる!特に無意識のうちに行われる行動や社会的望ましさの影響を受ける構成要素の定量化に効果がある. これまで社会心理学では対象者の無意識を測定するためにIATやchair

        • 論文備忘録#2「STEM分野の女性に対するステレオタイプを解消するかもしれないゲームを開発してみたよ!」という論文

          ここからはあくまで論文メモです.情報を共有,利用する際には必ずご自身の目で確かめてから共有してください. 🤔一言でまとめるとSTEM分野での女性に対するステレオタイプを解消するためにVRを用いたゲームを開発! ゲーム内でアバターの性別とそれを自認するタイミングによってステレオタイプに影響があるのかを検証しよー! 🛣️もう少し詳しくまとめるこれまでの研究STEM分野でのジェンダーステレオタイプ STEM(Science, Tech, Enginnering, Math)分

        わたしの本棚 卒業式:24歳の誕生日に本棚にある本300冊ぜ…

        • 論文備忘録#4「アバターの身体は本当の自分に影響を与えるというプロテウス効果を提唱した論文」

        • 論文備忘録#3「社会心理学でVRを使う際のトラッキング技術に関するレビューをした」論文

        • 論文備忘録#2「STEM分野の女性に対するステレオタイプを解消するかもしれないゲームを開発してみたよ!」という論文

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        • 論文備忘録
          4本
        • 身体性の脱構築
          5本
          ¥500
        • 書く瞑想
          6本

        記事

          論文備忘録#Day1「社会心理学で偏見を減少させるためのVR利用まとめと方法論に関するフレームワークの提案」

          ここからはあくまで論文メモです. 情報を共有,利用する際には必ずご自身の目で確かめてから共有してください. 🤔一言でまとめると社会心理学の文脈でVRは偏見とかステレオタイプの減少に効果がありそう.でも方法論が標準化されてないから,ワイらがフレームワーク提案するよ 🛣️もう少し詳しくまとめるVRを用いた偏見・バイアスの軽減 潜在的なバイアスを軽減するツールとしてVRが活用されている.偏見を減少するためのアプローチは大きく2つ ① 個人の体験:アウトグループに対する感情を対

          論文備忘録#Day1「社会心理学で偏見を減少させるためのVR利用まとめと方法論に関するフレームワークの提案」

          openAI SORAのテクニカルレポートを読む

          ※ noteだとGIFがうまく埋め込めなかったので,アニメーションが見たい人は以下のリンクからどうぞ openAI社から動画生成モデル soraのテクニカルレポート(↗)が投稿されていたので読んでみました. (筆者はその道の専門家ではないです.不備や誤りがある際は,コメントもしくはDM(↗)などで教えてください.僕自身も正しく理解したいです…) ⭐要約soraは拡散モデルを用いたビデオデータに対する大規模な学習モデルで,テキストから動画を生成する.様々なアスペクト比,時間

          openAI SORAのテクニカルレポートを読む

          eスポーツリサーチ:eスポーツを4つに分類するeSportsMatrixを解説する

          🌟この文章の要約参考文献 Eleanor E Cranmer, Dai-In Danny Han, Marnix van Gisbergen, T Jung, Esports matrix: Structuring the esports research agenda, Computers in Human Behavior, Volume 117, 2021,106671,ISSN 0747-5632, https://doi.org/10.1016/j.chb.20

          eスポーツリサーチ:eスポーツを4つに分類するeSportsMatrixを解説する

          落合陽一展「万象是乱数トヌル」に行ってきた

          落合陽一 先生の展示会「万象是乱数トヌル: 如渡得舟、如ヌル即是色、如炬除暗、計算機自然亦復如是」に行ってきた.(※ 最終日に飛び入り参加) 文脈をもっと理解したいと思ったので,OchyAI (↗) の力を借りて理解していく. 目的GPTと対話しながら展示作品の文脈を理解する 身体性に注目して議論をする My 菩薩を自分でも作ってみる サブ目的 - これを機にオブジェクト指向プログラミングの思想を理解する 結果1. OchyAIの解説 Prompt:展覧会「万象皆

          落合陽一展「万象是乱数トヌル」に行ってきた

          身体性とスポーツとVRと

          研究テーマを考えている.身体のリアル/バーチャル,生身の人間/拡張された人間.それが自己・他者の形成,社会にどんな影響を与えるのか.スポーツは人間の身体性に対する認識を理解するための写し鏡の様なものだと思う.スポーツを通して身体性を理解する,エンジニアリングを通して新しい身体性を構築する.身体性というキーワードでスポーツとコンピュータサイエンスの融合を目指す.そんな風に思い立って,ChatGPTと対話してみた. 以下,ChatGPTとのすべての会話

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          自分の信条を人工知能と考える

          自分の信条についてChatGPTと話しながら考えてみた.結果的には最初の目的と外れてきたけど,いろいろ考えるきっかけにはなったかな 了解しました。以下は、ここまでの会話を基にしたブログ投稿用の文章です。 自分探しとモノづくりへの情熱最近、自分自身の信条と理想を深く掘り下げる機会がありました。特に、落合陽一氏の考え方に影響を受け、デジタルテクノロジーと人間社会の未来について深く考えるようになりました。彼の「デジタルネイチャー」というパラダイムは、私の思考に大きな影響を与えて

          自分の信条を人工知能と考える

          もの書きになりたい君へ:読書のリバースエンジニアリングをもとに (※過去メモの掘り起こし)

          デスクの整理もかねて過去の文章やファイルを見返していたら,2年前の文章が出てきた.せっかくなので成仏させる.2年前はMarkdownのメモにして,文章にしないままだった.今はChatGPTという素晴らしい相棒がいるので,メモを文章にしてもらう. もの書きになりたい君へ - 読書のリバースエンジニアリングをもとに -はじめに世の中には、数え切れないほどの駄文が溢れています。皮肉を込めて言うならば、これらは芸術作品のようにも見えますが、実際はただの言葉の羅列に過ぎません。もしあ

          もの書きになりたい君へ:読書のリバースエンジニアリングをもとに (※過去メモの掘り起こし)

          なぜあなたの文章はつまらないのか

          今更だけれども2年前に書いてそのまま眠っていたnoteのメモがあったので成仏させる.当時は,markdownでメモをして,文章にするのが面倒で投稿しなかった.そこで,2年越しにChatGPTの力を借りて文章にしてみた. なぜ書くのか、なぜあなたの文章はつまらないのか タイトルを挑発的にしてしまったが、これは読者の関心を引くためのもの。私はメンタリストとしてあなたの心を読み取り、この記事を通して「書く」ことへの興味を引き出している。 ここでの「書く」とは、論文やレポートでは

          なぜあなたの文章はつまらないのか

          「凶」から脱出する方法.

          おみくじを引いたら凶が出た. 2024年は本厄でもあり,このままでは死ぬかもしれないので精一杯逃れる方法を考える. ➀ よじ登る「凶」は上が空いているので,上から逃げるしかない.壁は垂直で登れそうにもないので「メ」の部分を上るしかない.ただこれが難題だ. 1つ目の問題は斜面が急すぎること.見てわかる通り,メの角度は急すぎる.2つ目の問題は,返しがあることだ.頑張って斜面を登っても,「メ」の中点を境に返しがあるため,物理的に上ることができなくなる. 正攻法では,凶から脱出でき

          「凶」から脱出する方法.

          時間について:時間ではなくエネルギーで考える

          時間について考えてみる.すると,パッと2つのことを思いついた. 時間は有限である 今に集中する これらについてもう少し考えてみよう. 時間の有限性について締め切り.様々なことには,締め切りがある.課題・原稿の提出期限,賞味期限,旬やトレンド,婚期,人生.私たちは,意識的・無意識的に時間を箱のように区切って,期限やトレンドなどを認識している.時給というシステムも同じだ.時間に対して給与が支払われるが,そこには時間を箱のように区切るという前提がある.果たして時間は箱のよう

          時間について:時間ではなくエネルギーで考える

          知覚が先か、注意が先か、あるいは同時か

          今年は完璧主義をやめて、不完全でも文章を投稿しようと思っている。 目的を創作から内省に変えることで、文章を書くことを習慣化できるのではと思っているわけだ。 そんなきっかけでマガジン「知覚と認識の狭間で」の連載を始めた。 ふと、こんな疑問をいだいた。 「知覚と注意ってどっちが先なんだ?」 というわけで今日は、知覚と注意をテーマに考えてみる。※考えただけで調べたわけではないので注意。 注意と知覚の定義 まずは、知覚、注意を定義してみる。すぐに思いついたのは、知覚とは感じ

          知覚が先か、注意が先か、あるいは同時か

          自分の文章をChatGPTに批評してもらったら,なんかイライラしてきた

          先程投稿した以下の文章について,ChatGPTに批評文を書いてもらった. (ドMかよ) 批評文タイトル「僕の喜びが冷めないうちに」の批評を展開する. 本文の作者は,書くことの動機として「かっこよさ」や「知的であること」を挙げ,内容よりも形式を重んじる姿勢を示している.これは,書くことの本質的な目的とは異なる.文章の根幹は,伝えたいメッセージや情緒,思考の深化にあるべきで,単なるスタイルの追求ではない.書くことを単なる自己満足の手段とすることは,読者にとっての価値を軽視して

          自分の文章をChatGPTに批評してもらったら,なんかイライラしてきた