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好きという気持ちを殺さない ~お耳に合いましたら。~

テレビ東京で昨年7月から放送されていた木曜ドラマ、「お耳に合いましたら。」。

私の大好きな伊藤万理華さんが主演という、それだけがきっかけで見始めたドラマでした。

しかしこれがとてつもなく今の私のお耳に合ってしまったので、ぜひ皆さんにも見て聴いてほしくて、今回は見て感じたことをネタバレしない程度に書きます。


お耳に合いましたら。

このドラマは伊藤万理華さん演じる主人公の高村美園が、実在するチェーン店のごはん「チェンメシ」の愛についてポッドキャストを通じて語るドラマです。

そして1話ごとにチェン飯にまつわる、家族、友情、恋愛などの主人公を取り巻く人間関係模様が描かれています。

基本的に1話完結型みたいな感じなので、途中でほったらかしちゃっても困らないのが良かったです(笑)

あとはSpotifyとの連動企画で、ドラマ内で美園がやっているポッドキャストと、美園がリスナーである氷川きよしさんの「kiiのおかえりごはん」が実際に配信されているのも面白いなぁと思いました!

好きを伝えること

このドラマは色々と見応えのあるポイントがあったのですが、個人的に一番心にぶっ刺さったのが「好きを言葉にして伝えないと、好きが死んでしまう」というメッセージです。

主人公は第1話でその言葉を聞いたことがきっかけで、愛してやまないチェンメシについてポッドキャストで発信することになります。

好きなもの、感動したこと、それを言葉にして誰かに伝えないと心が麻痺して好きだということも感じられなくなる。
これが本当かどうかは分からないですが、腑に落ちる部分もありました。

私は元々あまり好きなものや感動とかを共有しないでひとりで心の内に大切に秘めておくタイプです。

それが社会人になって、学生の時みたいに好きな時間に好きなことをやってられるだけじゃなくなって。
でも相変わらず好きなことがあって、それへの熱量には変わりがなくて。

そうして過ごす中で、日々色んなことに追われる毎日でも自信持って「好き」と言えるものがあることがどれだけ尊いかと感じました。
そしてその感情が自分の内だけで湧きあがり、ひっそり消えてしまうなんてなんだか怖いなぁと。

好きを誰かに伝えることは、自分の中にある何かへの突出した熱量を殺さないための、ある種の防衛本能みたいなものなのかもしれないです。

だから美園が「好き」にまっすぐ生きている姿が、とても羨ましく、愛おしく思えたし、自分もそうやって生きたいと思えました。

どこへでも誰にでも、発信していく

私には、月に1回ぐらいのスパンで推しの歌い手について長文LINEで布教してくる友人がいます。

正直彼女が語ってくれる歌い手さんについてはさほど興味が湧かないのですが(笑)、私は彼女のそんな好きにまっすぐなところをとても愛おしく感じるし、大好きです。

でもそうやって身近に伝えようと思える人がいなかったり、感動を共有したいと思ったタイミングで伝えられなかったりなんてことだってあると思います。

そういう時こそ、noteやSNSが役に立つのだと思います。
自分の心にある好きをちゃんと言葉にしてみること。
もしかしたら同じ好きを共有できる仲間が増えることだってあるかもしれないのが、ただの日記にはない良いところです。

私はこれから美園のように、リアルに出会う人にも、noteでも、たくさん好きを伝えていきたいと思います。
皆さんも、今自分の中にある好きをどうか大切にしてあげてくださいね!


※「お耳に合いましたら。」は、Amazon Prime、Paravi、U-NEXTにて配信中です!

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