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夏至

6/21~7/6頃
二十四節気は「夏至(げし)」でした。

1年でもっとも日が長くなる日ですね。
太陽の南中高度もいちばん高くなります。

陰陽論的には「陽」がもっとも極まる日で、夏至を過ぎるとだんだんと「陰」が強まってきます。
夏に向かって元気いっぱいだった人も、ここらで息抜きして無理しすぎないようにしましょうね。

乃東枯 (なつかれくさかるる)

6/21~6/25頃
乃東(なつかれくさ)が枯れていく頃です。

乃東とは「夏枯草(かこそう)」という花の古い名称で、「靫草 (うつぼくさ)」の漢方名でもあるそうです。

花穂を煎じて飲むと、消炎作用や利尿作用(むくみや尿トラブルに効く)があります。
煎液を塗布すれば打ち身や捻挫に効き、うがいをすれば口内炎や扁桃炎にも効くとのことです。

菖蒲華 (あやめはなさく)

6/26~6/30頃
菖蒲の花が咲き始める頃です。

菖蒲は「あやめ」とも「しょうぶ」とも読めますね。
菖蒲華は「ハナショウブ」の花が咲くことではないかと考えられているようです。

菖蒲には日本らしい趣ある名前がつけられているものも多いです。
「紫衣の雪」「満月の恋」「天女の冠」など……。

参考:菖蒲花図鑑

半夏生 (はんげしょうず)

7/1~7/6頃
半夏(はんげ)が生え始める頃です。

「半夏」とは「烏柄杓 (からすびしゃく)」というサトイモ科の植物の別名です。

半夏は漢方にもよく使われます。薬局で漢方コーナーを見てみると「半夏」の名前の入った漢方がおいてありますね。
嘔吐や消化不良、咳、痰、不眠などに効くそうです。

どこにでも生える雑草で、例にもれず畑にも生えてくるので農家さんには嫌われ者……と思いきや、前述したように薬になるので、むかしは草取りついでに球根を集めて売っていたそうです。
この球根が栗のような形でおへそのようなくぼみがあるため「へそ栗」と呼ばれました。この半夏の球根を使ったお小遣い稼ぎが転じて、いまの「へそくり」の意味になったそうですよ。


はてさて。
7月に入っていよいよ私は夏バテしてきました。
まだまだ暑い日は続くというのに、すでにくたびれモードです。
みなさまもご自愛くださいませ。

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