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上を向いて歩くのもいいけれど。

桜が心地よさそうに胸いっぱいに空気を吸い込んでいる今日この頃。

先日、葛西臨海公園にサイクリングに出かけたら、満開の桜の木の下で、たくさんの人がお花見に興じていました。
レジャーシートを広げて談笑したりお酒を飲んだり、そこには至極ご機嫌な時間が流れていて、なんだか可笑しかったです。

この時期はどうしても上ばっかり見てしまいます。
桜の薄いピンク色と、春の淡い空色とのコントラストが美しくて、いつまでも眺めていられそうです。

でもわたしは、足元に訪れる春も大好き。
たんぽぽはもちろん、オオイヌノフグリやホトケノザ、シロツメクサなど、小さなお花たちがのびのびと生命を輝かせています。
花壇に咲くパンジーやチューリップも見事ですよね。

テントウムシやショウリョウバッタと出会えるのもこの季節の特権。庭にやってくるミツバチとお話するのも楽しいです。

見上げてばかりもいいけれど、ふとした時に、地面を彩る春たちにもご挨拶できたら、人生がちょっとだけ豊かになる気がするのです。

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