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自分なりの国家資格キャリアコンサルタントの勉強法

第19回の試験(キャリ協)で学科・実技同時一発合格しました!
せっかくなのでどのような勉強をしたのか残しておこうと思います。

前提:自分の状況は特殊です

・第14回受験対策用の養成講座を修了(2019年9〜12月)
・養成講座は日本マンパワー=JCDA対応
・「資格は合格・取得が目的ではなく、学びをどう実務に活かすか」と言って未受験のまま2年以上経過
・実務では直近1年ほど実際のカウンセリングには携わらず
・これまでのキャリア支援経験の証明にするため、第19回(2022年3月)の受験を決めたのが2021年12月
・2022年からは本業(フルタイム)+複業2本+結婚前準備で普通に忙しい中、試験対策学習と両立

・・・という状況です。
キャリコンの試験は第15回から試験範囲・養成講座の時間も増えているため、いわゆる「旧カリキュラムで学習し、実務経験もあるから受験した」というような状態です。
加えてJCDA対応講座を卒業しており、実技試験は半分実務経験枠で受けたような感覚でした。

勉強教材はこれだけでOK

私は以下しか使いませんでした!合計課金額は1万円ちょっとです。
大前提、過去問が全ての答えと対策だと思います。模擬試験を作っているのはあくまで「模擬」であり、本物の言い回し・出題傾向ではありません。

学科:使った教材

「みん合」一択です!

みん合の何がいいって
・全ての過去問が手に入る(※サイトオーナーの原田さんに問い合わせが必要です)
・全ての問題に解説が充実している
・法令の変化により、過去の解答が「当時は正解だったが、今は誤りである」なども全てタイムリーに記載されている
・解説を読んでも不明瞭な場合、サイトオーナーの原田さんに問い合わせができる
・試験当日の解答速報も爆速で対応してもらえる
・なんなら試験前日の夜に問い合わせても試験までに返事が来る素晴らしさ
などなど、いわゆる「オンライン・リアルタイム参考書」となっています。

全ての過去問解説閲覧権+みん合の参考書のセットプランがあります。
私はこれだけで82点を獲得し、合格できました。

学科:勉強法

みん合のサイト内でも至る所で言われていますが、「ヨコ解き」をベースにしていました。
具体的なスケジュールで行くと、おおよそ以下の通りです。

・12月:みん合参考書の一読
・1月:第1〜7回のヨコ解き
・2月:第8〜15回のヨコ解き、第16回を通して解く、頻出資料の一読、苦手ポイントの復習
・3月(試験直前):第17、18回を通して解く、みん合参考書の模擬問題を解く

その中でもキャリア理論家が当初全くわからなかった&全然覚えられなかったので、1月の第1〜7回では調べながら解き、2月中にもう一度第1〜7回を何も見ずに取り組んでいました。
また、問題を解いて解説を読んだのち、「あれ?」と思ったものは必ずみん合の参考書や、出典文献を当たるようにしました。特に参考書を開く癖があると、後々別の似た問題を解いた時に「この項目は参考書のあのあたりに書いてあったな・・・」と、脳が場所で覚えるようになるため、暗記の一助になります。

ヨコ解きを第1〜15回で実施し、第16〜18回は通して解いた理由として、これは私が大学受験の時の失敗談なのですが・・・
2013年に受験をし、2008〜2012年の5年分の過去問を手に入れた私は、最新年度から遡って2012→2011→・・・2008年と解いて本番を迎えました。
この学部は比較的新設で、私が10期生です。つまり、設立当初は難易度が読めず比較的他学部よりも易しめに作成→徐々に受講生が集まってきて難易度が上がる、という傾向にありました。
最新年度からさかのぼって解いて本番を迎えた私に何が起きたかというと・・・
2012年と比較して2013年は難化しており、2008年と2012年を比較すると2008年の方がかなり易しい印象でした。
よって、2008年と2013年は難易度に大きな差があり、試験会場で「あれ、こんな難しかったっけ・・・」とひるみ、手応えもなく大失敗しました。
結果、当初は入試に落ち、あとから異例の追加合格があったため奇跡的に繰り上げ合格となりました(※そしてこれが最終学歴です)

そんな経験があったため、最新回を直前に解くことを決めていました。
実際に過去回にいけばいくほど、難易度や出題傾向が異なっている感覚はあったため、古いものから解いていくことを強くおすすめします。

実技:使った教材&学習法

実技は複数あるので、まとめて順に紹介していきますね。

・論述の参考書
同僚に先輩キャリコンがいるので聞いたところ、柴田先生の参考書がわかりやすいと聞いてこちらを一読しました。
特に論述はどういうポイントでCLの問題を見立てれば良いのかなどが記載されていて参考になりました。これを1月中に一読しています。

・論述の過去問対策
2月中旬から過去問に取り組み始めました。過去問を解いた後、キャリコンシーオーの模範回答を参考にしていました。
論述は形式が変わった第15回以降しか解いていません。また、1週間程度あけて解き直しもしているので、実質4回分×2周=8回は解いています。
https://caricon.co/category/ronzyutukaitourei/

・ロープレ試験対策
こればっかりはやるしかないので場を探し、2月から1ヶ月半ほど、しんさんのキャリコンスタディで毎週無料ロープレ会に参加していました。
余談ですが、キャリコンスタディのLINEに登録しておくと、毎朝学科の一問一答が流れてくるので、朝ご飯のヨーグルトを食べながら一問一答を解くのが1ヶ月間のルーティーンでした。

・・・というわけで、ロープレの有料講座などは一切参加せず、無料ロープレ会のみで対策しました。
論述もロープレも毎週1本/1回ずつくらいのペースで解いて/練習していたのみです。
「この出題は何を問うているのか?」「どう解答することで、相手=採点者の欲しい情報になるのか?」を考え、ポイントを抑えることで学習の効率化はできると感じています。

何を問うているのか?出題者の立場から考える

これは世の中の試験対策という意味合いでもそうですし、キャリコンとしてクライアントと関わる際にも大切なことだと思います。
相手は何を求めているのか?から自分の振る舞いを変える。
ただ解くだけでなく、そういった目線から考えると効率よく対策できると思います。

これから受験される方を応援しています!

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