見出し画像

障がい者扱いすんなよ

大学生のとき、躁うつ病だと診断された。

前よりも自分との付き合い方が分かってきて、仕事も休むことなく行っているし、元気な時に予定を詰め込みすぎて後々しんどくなったりもしなくなった。

でも、高校生のときから、月に1回、今は2か月に1回、心療内科に通っている。風邪みたいに、薬を飲めばすぐに治るようなものじゃない。躁うつ病は、そういう病気だ。

東京に来てからも、自分で調べて、合いそうな病院を見つけた。

「お薬手帳持ってる?あと、保険証。出してね。」

薬局でのできごとだった。

他に来ているお客さんには敬語なのに、わたしにだけため口だった。

心療内科からの処方箋だったからだろうか。障がい者だと思われたのだろうか。

腹が立った。障がい者扱いすんなよ。

わたしは、これからの人生で、絶対にそんなことはしない。

病人だからといって、ひとりの「人」で、「お客さん」である。特別扱いなんてしない。

そう心に決めたのでした。


よろしければサポートおねがいします◎