ヨーロッパ1人旅で自分への信頼が高まる
今回のヨーロッパ一人旅は、ひたすらに自分と向き合う2週間だった。一人旅なんだから、そりゃそうなんだが。
極貧パン職人なので、航空券もホテルも全て自分で手配。今回4カ国周遊したのですが、その間の移動も全て自分で。
25歳、パン職人4年目の今、この経験ができてよかったと心から思っていて、なぜそう思ったのか、記録。
「自分の好きな自分」
実家のある岡山から出発予定。出発する前日、鞆の浦(広島県)に遊びに行っていて、帰るのが遅くなったのを、母から怒られた所から今回の旅はスタート。
「特殊な病気を持っていて、体調が悪い人は、失業中に遅くまで毎日出歩いていません。」
実は、このお叱りLINEが来るまでも、母に怒られないかビクビクしながら岡山滞在を過ごしていたのでした。わたしが失業中だと伝えていたし、心配されていると分かっていたので。
が、「なんで25歳にもなって、母親に怒られるのを怯えているのだろう」と切なくなったのでした。怒られた事実よりも、母に怯えている10代の頃の自分に戻ってしまっていることが悲しかった。
やはり、実家にいては、「自分の好きな自分」でいられなくなる
と改めて感じたのでした。わたしは、何かに怯えず生きてる自分の方が好き。何にも縛られず、自由な旅をするのじゃ!と固く心に誓い、出発。
ドイツ着!行きたいパン屋さんに行ける
無事ドイツに着!ついてからすぐに、行ってみたかったパン屋さんへ。
「行ってみたいパン屋さんに行けた」ってだけで、早速自分がやりたいことを実現できて、自己肯定感が高まった気がする。笑
知らない土地で、ひとりぼっちだし、ドイツ語も喋れない。だけど、自分の力だけで目的地にたどり着けて、やりたいことができた。(Google様様ですが!)その事実がただただ嬉しかったのです。
電車がストライキで運行停止。ならば逆方面オーストリアへ
ドイツ3日目、進撃の巨人を見終わったばかりのわたしは、モデルとなったとされる「ネルトリンゲン」という都市に行こうとしていました。
が、ドイツ機関士労組(GDL)がドイツ鉄道(DB、日本でいうJR)との対立を受け、ストライキをすると報道が。
日本でJRが止まったら、ものすごいクレームが来そうだな、と、国民性を感じつつ。
「ドイツが無理なら、別の国に行っちゃおう」と、オーストリアに行くことを、当日に決めます。
わたしが滞在していたのは南ドイツのミュンヘンという地域だったので、オーストリアまでも電車で2時間あれば行けちゃいます。
何かトラブルがあった時、その状況を楽しめるかって、人生を楽しめるかに関わっている気がしていて、「電車止まってるなら、家で大人しくしとこ〜」じゃなくて、別の案を考えて、調べて、実行して。みたいなことが一瞬でできたのは、自分を褒めてあげたい。
夜行バスでフランスへ。最高のゲストハウスに宿泊
ドイツから夜行バスでフランスへ。夜行バス、若いうちしか乗れない、と25歳の今ですら思う。ので、貴重な経験だということにしておく。
無事、フランスに着。そこで出会った「日本人女性限定のゲストハウス」がとにかくよかった。
1泊7000円と、パリでは破格の安さ。なのに歩いて色々なところへ行ける立地の良さ。何より良いのは、同じように一人旅で来ている日本人女性の方たちと、知り合えること!
今回のわたしの旅の目的は「ヨーロッパでパンを食べる」ということだけだったので、行きたいパン屋さんだけは調べに調べていました。が、そのほか、観光地などは全然調べておらず笑。
なので、ここで知り合った方達に本当に救われた!ここに来なければ、1週間電車乗り放題のパスの存在も知らなかったし、そのほか、行きやすい観光地とか、美味しいお店とか、蚤の市の存在とか、他にもたくさん!
「暮らすように旅する」のが大好きなわたしにとって、本当にぴったりの場所でした。
自分への信頼
ツアーなどでいけば、移動も何も考えずに勝手に連れて行ってくれるし、主要な観光地は押さえることができてすごく楽だと思う。けど、自分で考えて、悩んで、調べて、食べれたパンの味、見れた景色、出会えた人って、きっと、一生忘れない。
自分で全部手配して、自分のやりたい旅ができて。すごく「自分への信頼」が高まった旅だったなあ、と。自分をやりたいことを実現してあげれるのって、自分自身だけなので、やりたいって思ったことは、嘘をつかず、叶えて行ってあげたい。
なので、絶対独立もするもん!小さくでいいから、絶対。わたしならできるぞ、わたし!(なんなら間借りならすぐできる、黒字はむずいけど!)
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