やりたいことをやるべきだと思った話
ずっと、かわいい感じの女の子イラストを描くのが好きでした。
ガーリーな女の子のネイル・メイク・ファッションのトータルコーデイラスト、華奢な女の子を少し背の高い男の子が守ってくれるような恋愛イラストを描くのも好きでした。そうやって描き続けたら、見てもらえる機会も増え、ネットからの仕事依頼も増えました。
でも、あるとき思いました。
最近、今まで常識だと思っていたものを信じていいのか疑問に感じるようになりました。
当たり前とか普通とか、それは誰のものなんだろう。
…
ただ、そう考えつつも、
私は会話の流れで「普通は◯◯やもんね」など、無意識に言ってしまうことがあります。
社長・ドライバーさんと聞くと無意識に男性だと思ってしまったり。
道でフリフリの服を着た男性をジロジロ見てしまったり。
同性愛を描いたら、批判されないか心配になったり。
…
私は、無意識に偏見や固定概念を持ってしまう自分をやめたいです。
そう考え始めると、今まで使っていたアカウントが息苦しくなってきました。でも正直せっかくフォロワーさんも増えたんだし勿体ないという思いがあり、今まで描いてきたことを続けるべきか悩みました。
分ける必要はないのかもしれない。でもやりたいことをわかりやすくするために、まずは分けたいと思いました。
メイクをしたり、ヒールを履く男性も女性もきれいだと思う。
ドラァグクイーンやジェンダーレス女子やジェンダーレス男子といわれる、自分のやりたいことをやってる人たちは素敵。
好きな人のためにがんばっておしゃれするひとはかわいい。
信念ややりたいことを貫くひとはかっこいい。
でも、自分が何者なのか、ほんとの性別が何なのかとか、わからないこともあっていいと思う。
左利きの人と同じくらいの割合(もしかしたらそれ以上)でLGBTQの人はいるといわれているんだから、少数派といっても少数ともいえないと思うんですよね。そもそも『ストレート+LGBTQ』とか一括りに出来るものじゃなくて、その人はその人だし。
私は、そんなさまざまな人たちをイラストで表現したいと思うようになりました。
性別など関係なく、魅力的な人たちの絵を表現出来るようになりたい。
そう思うようになったのは、LGBTQに関するニュースを世間で聞く機会が多くなったからだと思います。
いまの現代社会、それが、最近描くようになった(描きたいことが出来た)きっかけかもしれません。
気が乗らない状態で描いたものって、全然良いものにならないんですよね。ごまかしたってそれは見る方にも伝わるし、お互い楽しくなくなる。最近私が投稿していたものは自分で見てもつまらないものだととても感じました。
そして、自意識過剰に悩みすぎだしやりたいことあるなら悩む時間がもったいないと思うようになりました。
そして新しく、サイトやSNSアカウントを作り直して活動することにしました。
そしたらすごく気分がスッキリして、やる気がわいてきました。
まだどういう方向を目指したいのか悩んでる部分はありますが、今はやりたいことがたくさんあって、とてもワクワクしています。
それが誰かのためになることがあればうれしいなーとは思うけど、まずは自分が楽しくなることをやりたいです。そうすれば共感したり付いてきてくれる方もいるってわかったから。
私は自分のために、今ほんとうにやりたいことをやろうと思います。
制作の糧になります!がんばります