【読書感想文】試着室で思い出したら本気の恋だと思う 尾形 真理子

最近、「女性」「生き方」「恋愛」という3つのキーワードで
本を選んでいる気がする。

そのキーワードで選んだ本の一つが、尾形真理子さんの短編集。

尾形さん自身広告代理店出身ということもあって、
物語のタイトル一つ一つがインパクトのある作品となっている。


同時に、恋愛の仕方って本当にいろいろあると考えさせられる。

ふとした時に、特定の”誰か”を思い出せるという事は、
もう自分の一部になっていること。
どんなに喧嘩して嫌気がさしていても、
特に関係を持っているわけではなくても。

それを素直に受け入れられた瞬間に「もっと素敵になりたい」という
女性特有の気持ちがわき出てくるんだと思った。

「恋したいなー」と思っていると、意外と見つけられないもの。
でも、意外と近くに素敵な人がいるってのも不思議なもの。
自分に素直になりたい人にはお薦めの本である。

とっても嬉しいです。創作活動の励みになります。