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休日は、あっという間。

3月後半から夫の休みが日曜日だけになって、土曜日はひとりで過ごすようになった。この土曜日は、何もしないで寝て過ごそうと思っていた。ただひとつ、タイヤ交換をしないといけないことだけが気がかりで、来週にしようか、それとも頑張ってそれだけはやろうか、悩んでいた。思いのほか朝早い時間に起きられたから、タイヤ交換をしてしまおうと決めて、タイヤを出して車を動かそうとしたら、エンジンがかからない。金曜日の夜までは動いていたのに。車屋さんを呼んで、修理をお願いする。バタバタしちゃって嫌だなーと思っていたけど、後々考えたら、これが金曜日の夜外出先から帰る時とか、土日車を使わずに月曜日の朝出勤前だったらと思うと、ちょうどいいタイミングで気づけてよかった。

修理に出して、結局当日中に直ったのだけど、夫のご両親から、新しい車を買ってあげるという話が出た。思ってもみなかった話に、びっくり。夫の両親は、わたしのことを大切にしてくれていて、その気持ちはすごくありがたい。でも、お嫁さんで、しかもお嫁さんとしての役割もまだちゃんと果たせてない役立たずなのに、そこまでしてもらっちゃ申し訳ないと思ってしまう。逆に、車を買ってもらった分これまで以上に一生懸命家のために尽くさなければいけないと気負うくらいなら、自分で買いたいとも思う。まあそれが一番の本音かな。それに、社会人になってからずっと、経済的に自立することを目指してきて、今一応自分の生活は自分で面倒見れていると思っている。それをちゃんと続けていきたいのに、ある意味ひとつの「甘え」を提示されたことで、なんとなくプライドが傷ついたような気持ちにもなってしまったの。あとは、家族の関係性や距離感は家ごとに違って当たり前だけど、自分の育った家庭の、両親と祖父母の間では、そんなことありえなかったから戸惑ってしまったというのもある。とりあえず、一旦車が直ったから保留にして、ほとぼりが冷めたらまた考えよう。

ちなみにわたしの愛車は、中古で購入して7年くらいになる。今回の一件で、ご両親だけでなく、来てくれた車屋さんや通りすがりのおじさんにまで、ボロい車だと笑われてしまった。車にこだわりなくて、乗れればいいやというスタンスだけど、やっぱり長く乗った分愛着もある。愛車をボロいと笑われたのは切ないけれど、とはいえ車は田舎で欠かせないもので、壊れたり事故にでもなったら大変だから、そろそろ買い換えを検討しなくては…。


日曜日の今日は、朝から田んぼに植える苗の種まき作業。先週土を入れた苗箱に種を蒔いて、ハウスに並べる。種を蒔くのは機械がやってくれるけど、蒔き終えた苗箱を運んでハウスに並べるのは、一苦労。明日は間違いなく筋肉痛。わたしの実家は農家じゃないけど、お母さんの実家でたくさん農業をしているから、毎年お手伝いをしていた。だから初めてではないし、嫌ではない。でも別の場所で暮らしていた去年までは、本当にお手伝いという程度だったけど、今度は自分の家のことになった。毎年続けていかなければいけないと思うと、ほんのり憂鬱な気持ちにもなる。

まあそれでも、疲れるけれど自然と触れ合う機会があるのはいいね。山の作業小屋で木々や花を眺めて、鳥の声を聞きながら土を触る。山の上の田んぼからは、海を眺めることができる。季節を感じられる生活は、気持ちがいい。日々のデスクワークとは違った疲れは、辛いけど心地よさもある。辛いことをあげればキリがないけど、同じくらい楽しいことだってあるから、楽しいことや心が和むこと、そういう幸せになれることを、たくさん見つけていきたい。

とりとめもない、週末の日記。お風呂場にジップロックに入れたiPhoneを持ち込んで、半身浴しながら書いている。体が温まって、今夜はよく眠れそう。

読んでくださって、ありがとうございました。

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