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病気になると食べたくなるもの。

新しい職場にド緊張しながら通い、自分の居場所や役割が上手く掴めずに、随時居心地の悪さを感じっぱなしだった今月初めからの数週間。
やっと、なんとなくだけど役割が見えてきたかな…居場所があるかな…と思ったら、『発熱』です

ううう…、気持ちが負けたようで悔しい。

38度越えの熱が続きました。体温計が安物で今まで信用していなかったのですが、38度越えを表示出来たので(⁈)一気に信用度がアップしました。←なんの話。

咳や身体の倦怠感(特に両腿)&頭痛で、寝れないのです。凄くしんどかったです。もうベッドも掛け布団も、汗でなんだかしっとりしている状態。

家にあった解熱剤兼痛み止めを飲むのですが、熱は下がりませんでした。アナログですけど氷枕が気持ちよく、熱も抑えてくれた気がします

流行り病の恐れがある為、寝室に隔離状態で、夫には別室で寝てもらいました。たまたま週末に子供達が我が家滞在予定の時で、本心ではもう滞在自体をお断りしたかったのですが、今回の訪問は滅多に会えない別の親戚達との集まりという目的もあって、子供達は来る気満々でしたので、「病を(親戚含め)移すと大変だから。」という事で、私は部屋にこもって、私の世話をしてくれる夫も極力短時間の入室で、子供達とは一切会わずに過ごしました。 ※コロナ検査は陰性でした。

夫はたいそう心配して、世話を焼いてくれようとするのですが、男性だからか文化の違いか、寝込む私に食べられそうなものを…と仕事帰りに買ってきてくれたものは『プレッツェル🥨』。ドイツ!

「🥨にバターをたっぷり塗って食べたら、栄養と塩分が摂れるだろう。」(夫談)

と、

私の好きな『丸いボール型ドーナツ』

これは単に、「萌が好きなものだから。」(夫談)

有り難いです。有り難いんです、本当に。でもね、高熱出して咳き込みながら寝てますから…。

スイカとか、葡萄とか、ゼリーとか…水分があって喉越し良い感じの、さっぱりしたものが食べたいな…

何度も言いますが、高熱出して、咳き込みながら寝てますから。。。

仕事帰りに良かれとわざわざプレッツェルもドーナツも買って来てくれたのに、家にないスイカを「買ってきて欲しい。」と頼むのも申し訳ないなぁ…と思い、「家にあるソーセージを、ケチャップで炒めて欲しい。」とお願いしました。これ、子供の頃に、母親がたま〜に作ってくれたのです。ケチャップで炒めて、縦に割り箸をググッと刺して手で持てるようにしてくれた大きなソーセージ。本当に、たま〜にですけど。

病気で弱ると、子供の頃の思い出のものが食べたくなりません?

この「ケチャップソーセージ」なら…。

夫は作ってくれました! 割り箸には刺さっていませんが、「ああ、思い出の味がするのかな…。」と有り難くパクリと頂いたら、

味がしません!!! ※病気のせいで。

…うぅぅ…

悲しい…。

バターたっぷりのプレッツェルも、水分とられて口はモゴモゴするし、鼻が詰まっているから噛み砕く間の呼吸が苦しく…。

結局、申し訳ないけれども…と夫に頼んで、スイカとゼリーを買ってきてもらいました。夫はスイカを一口サイズに切ってくれて、水分たっぷりで身体に美味しかったです。※味覚障害発症中。

そして、ゼリーなんですけど。

ドイツ、日本のようなゼリーが無いのですよ。

ドイツのゼリーと言えば、こちらです↓

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Göttersoeise ギョ(ュ)ッタースパイゼ/神々の食べ物(訳) 

なぜこの名前なのかは諸説あるようですが、大まかに捉えて、メーカーが販売に際しインパクトのある名前として考えたようです。

この2つしか、私は見た事がありません!!!※上に乗せているのはティースプーン。1カップ150g 0,49€ (1€ 120円計算で約59円)

ただ赤いゼリーと、ただ緑のゼリーです。

赤い方は、Himbeere ヒンベーレ/ヨーロッパキイチゴ味(…なんですけど、材料にはJohannisbeereヨハネスベーレ/スグリとハイビスカスって書いてある)です。

緑は、Waldmeister バルドマイスター/クルマバソウ味です。食べたことのあるような味だとは思うのですが、それが日本の何味に似ているのか…。クリームソーダの甘味を少しレモン味風にした感じ? いや、色に惑わされているだけな気がしますね…、実際は全然違う味かも。でも美味しいです。ドイツで出会うクセの強いハーブの中では、日本人好みの味だと思います!…多分。

味はしなくとも、冷たいゼリーがチュルリンと喉を通るのが気持ちいいです。6個も買ってきてくれたので、味覚障害が治ったタイミングでも食べました。夫よ、ありがとう。あ、因みに日本のゼリーよりも柔らかいです。

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さて、体力が付くものも食べないと…と、夫は前に私が病気の時に食べたがった「『お粥さん』を作ろうか?」とも提案してくれるのですが、作れないのですよ。先ずは炊飯器の使い方からお米の洗い方、そこからお粥になるまでの工程を全て説明しながら作ってもらわなければいけないのです。しかも、梅干しがねぇ…!塩昆布もねぇ!

本当は「お粥さん」を始め、「親子丼」とか「温かいおうどん」とか、これも子供の頃に母が病気になると作ってくれたご飯が恋しく食べたいのですが「作り方がわからない」&「具材がない」で断念です。

夫は結局、自分で作ることのできる溶き卵入りスープを作ってくれて(ご飯は私指導のもと炊いてくれて、スープにご飯も入れてくれました)、子供達が来たら娘ちゃんが生姜入りスープを作ってくれました。会えてないけどありがとう。


ドイツでも日本のような果物が沢山入った美味しいゼリー、流行らないかなぁ。


2022年5月26日




ありがとうございます。励みになります。 頑張って更新しますね。夫と美味しいものを食べたいな。