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本棚に囲まれて (都内のブックスペースに思いを馳せる)

私は本が好きだ。
だけど本との出会いを提供してくれるブックスペースはもっと好きだ。
本棚に囲まれて、そこにいかなければ出会えなかったであろう、たまたま目についた本を読むという体験に、心を動かされることが何度もあった。
ああ、いきたいなあ、なんて思いながら、私が実際に利用した店舗をここに書いていきたい。

1. TSUTAYA BOOK APARTMENT

今は亡きTSUTAYA BOOK APARTMENT。
昨年の秋に閉店してしまったので今更、しかも最初からここを書くのもなと思ったが、最初に出会ったスペースなので書くことにした。

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私はこのお店の女性専用フロアをよく利用していた。
女性フロアには共用フロアには置かれていないような料理本やデザイン本が置かれていたし、小説やマンガの種類も多かったように思う。
ここにくるとソファのスペースや上の方にあるゴロゴロできるスペースでリラックスしながらぼーっと普段読まないような種類の本を読んだ。

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飲み物もたくさんの種類のオーガニック感溢れるティーバックが置かれており、そこもお気に入りポイントだった。ついついたくさんのハーブティーを飲んでしまうことが多かった。

本当に好きな空間だったので、閉店した時はとても悲しかったが、このお店に出会わなければ今のブックスペース巡りをしている私はいないと思う。とっても感謝しています。


2. 森の図書室

渋谷にある森の図書室。
たまたまネットで見つけ訪ねてみたが、入り口は入るのをためらうような造りになっていて思わず引き返そうかと思った。
雑居ビルのなかにあって、インターフォンを押さないと中に入れないシステム。ただ中に入ってみるとすごく素敵な空間が広がっていた。入るまでの一連の流れは行ってみてからのお楽しみに。

本の種類は活字ベースのものが多かった気がする。その一方、旅行のガイドブックや写真集は少なかった。パラパラと目を通して楽しむ本よりはしっかり読ませる本を楽しむ場所だった。店名が「図書室」だしね。

入店すると、飲み物のコースターを一枚もらえる。そのコースターにはお店に置かれている本が紹介されていて、おお、となる。

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私のコースターで紹介されていたのは「ネット・バカ」
エンジニアとして働いている私にすごくあっている本と思った。
ただ、お店の本棚を探してもどこにあるか分からずで、結局まだ読めてはいない。でもこの記事を書きながらそのことを思い出し、そしてそっと読みたい本リストに登録しておいた。


3. BOOK AND BED TOKYO

このお店はまず「泊まれる本屋」というコンセプト1つに魅力がつまっていると思う。コンセプトが最強。
特に東京都内に泊まる用事もなかった私は、いいなあと憧れを持っているだけでなかなか訪れる機会がなかった。ただずっとずっと行ってみたかった。

機会は突然訪れる。今年のとある日に知人に連れてきてもらったのだ。
そこで初めてこのお店がデイリーでも利用できることを知る。私、完全にコンセプトに引っ張られすぎてたわ…。

実際に本棚の中で眠ることができるようになっていて、私ならはしごを登った二階のスペースで眠りたいなあなんて思った。なおデイリーでの利用では本棚内のスペースは利用できないのだけど。

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ここにはカフェが併設されていて、頼むと中まで飲み物を持ってきてもらえる。店員さんがちょっとボケてて面白い方だった。
写真の黒い飲み物はいちごラテ。見た目はコーヒーみたいなのに味はしっかりといちごラテだった。


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きっと今ここにあげたブックスペースだけではなく他のお店でも、なかなかお店をあけることができない状況なのかな。と、この文章を書きながら様々なブックスペースに思いを馳せる。
家にいるとたくさん本を読める時間は増える。だけど偶発的に出会える本は確実に減ってしまった。
外出しても問題がなくなった暁には、またたくさんの本に出会うために今まで以上にいろんなお店を訪れたいと思っている。


今は大変な時かと思いますが、応援の気持ちを込めてnoteに書かせていただきました。また落ち着いたら足を運ばせていただきます。

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