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似たようなもんでも捨てたらあかん文化財

 歴史雑記169
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はじめに

 奈良県の山下知事の発言が話題となった。
 下記のリンク先等で詳細が読めるが、要するに「似たような民具がいっぱいあるから、整理して数を減らすべき」ということのようである。

県立民俗博物館 山下知事“保存資料の廃棄も検討”

 今回は、なぜこれらを捨ててはいけないのか、「似たようなものがたくさんある」ことがどんなメリットを生むのか、という話をしていこうと思う。
 なお、私は現代日本において法的にも明確化されている通り、文化財保全の立場をとることを最初に表明しておく。

たとえるとどういう話なのか

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