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あなたの聲を聞かせて

今日、授業が終わった後の午後、ゲートキーパーの研修を受けてきました。
ゲートキーパー…それは、「命の門番」とも言います。

ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけてあげられる人のことです

年齢層の異なる方とペアワークを行いました。普段は同世代とかかわることが多いため、とても新鮮な気持ちでした。そのペアワークから、「価値観や自分が大切にしていることは人それぞれだ」ということを再認識した。そしてそれらは「その人らしさ」や「強み」であるということを改めて学びました。

研修を受ける中で、職員の方の’’隣の人への関心を持つ’’というお話に「なるほどな」と思いました…。
 友だちや普段かかわりを持っている人の機微に気付ける人でありたいと感じました。どんな小さな変化だったとしても、何かしらの変化に気付ける人でありたい。気付きができ、更に声をかけられる人でありたいと思います。

また、こちらが「話を聴くよ」、という姿勢で居ても、相手がまだ話したくないとか、今はそっとしておいてほしいということもあると思いました。その時は無理に話を聴かずに、一旦待ってみるのも一つの手ではないかと感じました。
それか、まだ相手がこちらに「話をしてもいいかな」と思ってくれていない…つまり、信頼関係やその人との関係性がつくれていないことも考えられるのではないかと思いました。これは、ペアである事例をもとにロールプレイを行ってみた時に強く感じました。

自殺予防に向けては、両価性(相反する2つの感情、例えば「死にたい」と「生きたい」)の感情を抱いている人に対して、少しでも「生きたい」の方向に引っ張ってあげられるようにするのが、ゲートキーパーの役割であることが分かった。

私は、このタイミングでゲートキーパーの研修を受けることができてよかったと思いました。授業で学んだ、バイスティックの原則の「非審判的態度」「意図的な感情表出」が出てきたり、「転移」「逆転移」がでてきたりしたところから、授業で学んだものが実際の研修にも出てきて、自分の学びにつながっているのを肌で感じました。

 最後の、「休みの日は(仕事などのことを考えるのを)忘れることを自分に許す」という一文に思わずどきっとしました。これ、この間PSW(精神保健福祉士)の大学の先生にも似たようなこと言われたなあ…と。気持ちの切り替え、オンオフの切り替えを意識したいと思います。休みの日くらい、忘れないとね。

私、勝手に「研修会とか格式張っていて参加しづらいのかなあ…」と躊躇していたけれど、参加してよかった、と本当に思います。すごくすごく、勉強になったし、何より楽しかったから。違う年代層の方と同じテーマについて話し合うというのが、本当に新鮮だったなあ。もっとこうして経験知を積みたい。

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