◇あの絶望的な出来事が、いまの自分にとって最大の教訓になる。#47
ちょうど半年くらい前
私はずっと働きたかった憧れの職場で
戦力外通告を受けた。
(有り難いことに自分が想像していた以上にたくさんの方に読んでいただけて幸せです。本当にありがとうございます。)
戦力外通告を受けた時は
天国から地獄に落ちたように
明るかったこの瞬間が
一気に絶望に変わっていった。
いまも時にその時に出来た
心の傷は完全には癒えていなくて
時々チクリ。と傷む。
でも、これだけははっきり言える。
戦力外通告を受けたあの日の出来事も
自分にとって必要な学びだったということ。
その当時はなんでこんなことが起きたのか?を
冷静には受け止められなかったが
今ならきちんと冷静に受け止められるし
自分の努力不足と怠惰が原因だということも分かる。
なによりもそこで学んだことが
いまの自分にとっての教訓になっている。
だからこそ、
あの時の出来事は
当時は絶望的な出来事だったけど
いまの自分にとっては
教訓であり、自分の人生に役立っている出来事なのだ。
*
最近とても有り難いことに
とある企業でライターとして契約を頂いた。
私にとっては夢だったこと
そして、目標にしていたことがひとつ叶った。
とっても嬉しいし、実際にライターの
お仕事が出来ていることが幸せだ。
けど、その幸せには恐怖もある。
なぜかというと
ライターに合格したからといって
ずっとその仕事が出来るかどうかは
自分の頑張り次第だからだ。
私は雇われている立場であり
相手(会社)が求めている力に
応えることが出来なければ
私の代わりなんていくらでもいるのだし
私以上にいい文章を書ける人なんてごまんといるから
簡単に契約は解消されるだろう。
だから、1記事1記事が勝負だし
文章も日々磨いていかなければ
きっとその憧れの舞台からはふるい落とされる。
自分が居続けたい場所から離れなくてはいけなくなる。
でも、私は以前のような想いはもう2度と繰り返したくない。
絶対に繰り返したくない。
あの絶望にまた陥るのはごめんだ。
だからこそあの時の絶望が、今は私の最大の教訓になっている。
*
いくら憧れの舞台に立てたからといって
ずっとその場にい続けられるかどうかは自分次第だ。
自分がその憧れの立場にふさわしくないと
判断された場合、その場所から強制的に身を引くしかない。
それは身を持ってすでに経験済みだからわかる。
この世の社会の真理に気付いたのは
以前戦力外通告を受けたからこそだ。
人員不足で働いてくれれば誰でもいいところならば
よっぽどのことがなければ戦力外通告は受けない。
だけど、実力や高いレベルを求めているところは
それに値しないと戦力外通告を出し
もっと相応しい人を求めるようになる。
だから、何事もなく毎年ずっと同じ企業で働き続けることが出来るのって
本当にすごいことだしこの上なく有り難いことであり幸せなことだ。
遅すぎるが、私はその有り難さに最近やっと気づいた。
あなたの代替えが出来ない場所で働いている
または自分が相応の実力あったりやレベルが高いということは
いつもたゆまない努力をしているからだろう。
*
私はナマケモノの性格なので
気が抜けると一気にふにゃんとなるくらい
怠惰の気持ちが顔を出してくる。
その怠惰の気持ちが出てくるたびに思い出すのが
あの時の「絶望」だ。
あの時みたいには絶対になりたくない。
もう2度とあんな想いをしたくない。
という気持ちと
当時起きた出来事から
自分にとって必要な学びを得て
自分の教訓に変え
その怠惰を打ち消している。
絶望から学んだこの教訓たちは
私の人生の中で最大の教訓になっている。
きっと今後の人生の中で
決して忘れることのない教訓だろう。
いまの自分がいるのは間違いなく
あの時の〝絶望〟のおかげだ。
その〝絶望〟がなければ
きっと怠惰の自分のまま生きていたし
社会に対してあまく見ていただろう。
いまなら心の底から言える。
最大の学びを私に与えてくれてありがとう。
ありがとう。悲しみよ。
この教訓は絶対に忘れずに
胸に刻んでこれからも生きていく。
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