◇不機嫌テロを起こすのではなく、自分の機嫌は自分で取ること。
赤ちゃんの頃は泣けばなにもしなくても
周りの大人たちが機嫌を取らせてくれたし
子供のころは自分の気に食わないことあれば
不機嫌にさえなれば
お菓子をくれたり要望を聞いてくれ
機嫌を取ってくれた。
自分でなんとかしなくても
周りが自分の機嫌を直してくれていた。
でも、だんだんと
不機嫌になれば周りがなんとかしてくれる
というのは通用しなくなる。
不機嫌のままでいれば
「あの人と一緒にいるのは疲れる」だの
「あの人いつも機嫌悪いから嫌い!」だの
自分の生きづらさの原因にもなるし
チャンスや豊かさを
人・愛・モノ・お金などを
遠ざけてしまう大きな原因にもなりかねない。
だから
自分の機嫌は自分で取ることが
生きる上で大切になってくるのだ。
*
生きていれば
怒りがわいてくることもあるだろうし
想い通りにならなくて
なんで分かってもらえなんだ!
なんて悲しくなることだってある。
私だってどんなに気を付けていても
眠いとイライラしちゃうときもあるし
ふいに八つ当たりしてしまうときも
未だにある。
毎日ニコニコハッピー(((o(*゚▽゚*)o)))
なんていう人なんて滅多にいないし
どんなに優しい人でも
いつも機嫌がいい人でも
きっと私たちが知らないところで
誰にも見せないように
不機嫌さを出しているのだろう。
美しくも黒くも
いろいろな感情を持っている人間だから
時にはイライラしたり
機嫌が悪くなることは
当たり前なことだし
自然現象だと思う。
*
だけど
不機嫌さを撒き散らすのは
一種のテロ行為でもある。
なぜなら自分の機嫌が悪くなったからといって
八つ当たりしたり
自分はこんなにも機嫌が悪いんだ!と
その場の空気までも
悪くして相手に気を遣わせてしまうからだ。
不機嫌になるのも
原因はさまざまあるが
不機嫌の感情というのはそもそも
自分の中からしか生まれないものだから
機嫌が悪いのはあなたのせい!
と言われても
相手からしたら
「知らんがな。」と思うだろう。
私も今まで何回も自分が不機嫌だからといって
不機嫌テロを起こしていた。
まわりはたくさん気を遣わせてしまっていたし
親には「私の機嫌を満たしてよ!」と
傲慢な態度ばかり取っていたりして
本当に恥ずかしいことしていた
いまならすごく反省する。
*
不機嫌になるのは個人の自由だ。
別に八つ当たりしたっていい。
怒ってもいいし、八つ当たりしてもいい。
だけど
どんな原因だろうと自分の機嫌に関しては
相手は一切関係ないのだから
それでまわりに迷惑をかけたり
その不機嫌さで引き起こした出来事たちは
自分できちんと責任をもって処理をしたり
対応したりする必要がある。
もし不機嫌テロを引き起こしたときは
「あの時は不機嫌になってごめんね。」
のひとことや
相手の好きなモノをプレゼントするとか
そっとした気持ちや思いやりを
忘れないようにすると
きっとまわりも分かってくれるはず。
*
自分の機嫌を取れるのは自分しかいない。
なぜならみんな誰しも
自分のために生きているからだ。
私も私のために生きている。
そして
あなたもあなたのために
今日という1日を生きている。
みんな自分の機嫌を取るので
毎日精一杯なのだから
他人の機嫌をいちいち取っている
余裕なんてない。
まわりに助けてほしいのなら
「助けて。」と言おう
嫌な事があれば
「○○が嫌だ。」と言おう
不機嫌になって周りに気を遣わせるよりも
あなたが想っていることを伝えた方が
相手の為にも
自分の為にもなるから。
不機嫌になるのは
人間お互いさま。
なので
自分が不機嫌になった後は
相手とまわりの人たちに想いやりと感謝を忘れずに。
*
私たちはもう子供じゃない。
たくさんの言葉も知っているし
自分の機嫌の取り方だって知っているはず。
機嫌が悪くなることで
何かを知らせたり、察してもらったり
相手に自分の機嫌を直してもらうのは卒業しよう。
自分の機嫌は自分で取る。
相手に取らせない。
相手の機嫌は相手に取らせる。
自分の問題にしない。
不機嫌で迷惑をかけたのなら
いつも以上の感謝と思いやりを忘れずに。
きっとそれが生きやすくなる秘訣。
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