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本当の幸せは、人との関係性の中にある…?

最近、迷っている。
というか変容してきた、という感じだろうか。

これまでわたしを生きるためには、自分で自分を満たす力が必要だと思ってきた。

自分の様子を丁寧に観察し、誰よりも大事にする。そうすれば、人に左右されることなく、過度に期待してしまって裏切られることもなく、自分を幸せにできるだろうと。

だけどもしかしたら、そんなシンプルな話でもないのかもしれない。

「何か大きな目標を達成しても、そのときずっと一緒にやってきた仲間がいないと、一人じゃ幸せって感じられないんだよね」

とある人は言った。

「話す・聴くが好きだけど、どちらも人がいないと成り立たないから、幸せ度合いが人によって左右されてしまう。その点、音楽みたいに表現できるのって良さそうだね」

と言った人も。

そんな音楽をやっている友人は

「一緒に曲を作っている相方が『最高じゃん』って言ってくれたとき、初めて作品が完成する気がする」

と言っていた。

私たちの心に、ポッと温かい感情が生まれる瞬間は、誰かと何か交差している場合が多い。

試合終わりのハイタッチ、何時間も語り合った夜、仕事終わりにヘトヘトで立ち寄ったお店でもらったさりげない優しさ……。

たとえひとりで、そこに誰もいなくたって、何気なく見た映画や推しの嬉しいニュースも、そこには必ず "誰か" がいる。

そう気づいてから、ふと思った。

ひとりで幸せになるのって、本質的には不可能では……?

「幸せって、本当は近くにあって、受け入れるかどうかなのだと思う。そこに伴う怖さも含めて」

あぁ、わかるなぁ。

昨晩の優しい対話で聴いたこの言葉に、深く頷けた。まだうまく言語化できないけれど。

「人間は社会的動物である」とアリストテレスは言った。

ひとりだって、ある程度は幸せになれると思うけど、やっぱりどうしても人は、人との関係性の中でしか満たされない生き物なのかもしれない。

だから、心から幸せになるにはきっと、受け入れないといけないんだ。

他人と関わることで生まれるかもしれない、つらさや悲しみも。

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