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【高知旅】その深みにハマるには1日じゃ足りない / 足摺半島

ゴールデンウィークに訪れた、2泊3日の高知旅。

初日から2日目のお昼にかけては、たっぷりと魅力満点な仁淀川を満喫した。

▼1〜2日目に訪れた仁淀川町のお話はこちら

午後はずんずんと川をくだり、向かった先は……バンッ

海ーーーーー!!!

途中、入野の浜で行われていた「Tシャツアート展」に立ち寄って。四国最南端の地・足摺岬のある足摺半島へ向かった。

それはまるでゲームの世界「龍宮神社」

足摺半島に着くと、すでに日は西に傾き、辺りは柔らかい夕焼けに包まれていた。目的地は半島の西側。夕日スポットでもあるから、図らずもぴったりな時間帯かもしれない。

整備された道路から1本入ると、そこは急にうねうねの山道。スピードを落として進むと、不意に鳥居が見えてきた。ここが龍宮神社の入口らしい。

鬱蒼とした木々のトンネルを一生懸命進んでいくと、ふっと視界が開けた。空、海、そしてとおーーーーーくにまた鳥居が見える。

「ゲームの隠しダンジョンみたい」と夫。ゲーム用語はあまりわからない私でも、なんとなく共感できた。だって、目の前にあるけど、現実世界じゃないみたいなんだもん。

束の間、ゲームの世界のような景色に心を奪われた後、ふと我にかえる。どうやらあそこが目的地みたいだけれど、あと一体何段の階段を上り下りするのだろう……泣
(ちなみに昨日行った「にこ淵」の影響で、私の足は大・筋肉痛中)

時々、心折れそうになりながらも前へ進めたのは、目の前に絶対「来てよかった」と思えるだろう場所があったから。そしてその想いはまったく、裏切られなかった。

はぁ……。心から湧き出るため息が、言葉にできない感動を物語る。

こんなにも圧倒的な自然を前にすると、現実の些細な悩みなんてどうでもよくなる。とてもいい意味で。「思いっきり生きなよ」って、地球がそっと背中を押してくれたみたいだ。

▼「龍宮神社」HP


こだわりがキラリと光るホテル「アシズリテルメ」

最近、行きたい場所やホテルはInstagramで検索することが多い。今回の宿泊先も、インスタで見た写真のおしゃれな雰囲気に惹かれ、また価格が思ったよりリーズナブルだったために即決した。

おしゃれなエントランス
共用部分には自由に読める本が置かれた空間も
テラスからは山と海
部屋に向かう階段の途中にはなんだか不思議空間も笑

部屋にはテレビがなく、窓からの景色を思う存分満喫できる。レコードがあるのも、なんだか乙。いつもとは一味違う、ホテルステイ。

素泊まりだったため少し車を走らせ、居酒屋「ほざき」で地元食材を堪能した後、ホテルに戻って日本酒バーへ。

スタッフの方が、こんなにもズラリと日本酒を並べ、楽しそうに紹介してくれた。驚くのは種類の多さだけじゃない。なんとこれ全部、高知のお酒だってこと。

日本酒にはあまり詳しくないけれど、「蔵の違いとか知ったら面白いんだろうな〜」と思わせてくれるトーク力。思わずインタビュアースイッチが入り、この方の日本酒への想いを取材したくなった。

「日本最南端の日本酒バーなんです」と誇らしげな彼。こだわり溢れる場所は、こうしたこだわり溢れる人によってつくられるんだなぁ、なんて。

日本酒も高知、おつまみも鰹に沢渡茶にと高知の特産づくし。ここに来るだけで高知を丸ごと味わった気になれちゃう、旅人には嬉しい空間だった。

日本酒もおつまみも大満足

▼「アシズリテルメ」HP


どうしてこうなったの?「白山洞門」

足摺半島には大自然が生み出した美しい景観が多い。3日目の朝は「白山洞門」へ向かった。またまた入口は森の中、そしてやっぱり階段……泣(大・筋肉痛はひどくなるばかり笑)

それでも期待を超えてきてくれるのが、高知の大自然。階段を降りきった先には、高い高い岩壁。そして、まるでハートのように切り抜かれた先に海が見える。

ザザーン……遠くで小さく海の声が聞こえる。

岩壁はこんなにも高いのに、どうしてここだけ?
大自然には謎がいっぱいだ。

上から見下ろした風景

▼「白山洞門」HP


足摺半島の魅力はひとクセある

おぬし、さてはただの半島ではないな?

足摺半島にはちょいとクセのある魅力がいっぱいで。踏み入れ出すと、もう少し、あともうちょっと……と抜け出せなくなりそう。

その魅力にどっぷり浸かるには、どうやら半日強じゃ足りないみたいだ。


ゴールデンウィークに行った2泊3日の高知旅日記、vol.2をお届けしました。あと1話続くので、引き続きお楽しみください!

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