癌に打ち勝った天才作曲家、「祖堅正慶」とは?(FF XIV)
メキシコで生まれ、元NHK交響楽団首席トランペット奏者で琉球交響楽団代表の祖堅方正氏を父親に持つ「祖堅正慶」さん
「FF14」の作曲家、と言えばピンと来る人も多いのではないでしょうか?
今回はそんな祖堅さんの魅力について、お話しできればと思います!
是非最後までご覧下さい。
1.何をしている人?
「旧FF14」の頃から楽曲を制作されており、役職はサウンドディレクター。
「ビデオゲームで最も多くのオリジナルサウンドトラックを持つ」タイトルとしてギネス記録された「FF14」の、最近ではそのほとんどの楽曲を一人で制作。
その辺にあるもので何とかする事でも有名で、神曲にも関わらず
「カップ麺の容器に爪楊枝ボキボキに折った物を入れて、A4用紙で蓋してマラカスにした」
「プラスチック製のゴミ箱使って音作った」など、数々の逸話を残しています。
2.癌との戦い
そんな祖堅さんは、人知れず癌を患っていました。
この衝撃の事実は、「ファンフェス2021」で発表されました。
人知れず、と言ったのは、「FF14開発チームの中でも、一部の人しか知らない状態」だったんです。
そして、「普段と変わらず作曲を続けた」。
抗がん剤という強い薬を使い、闘病をしながら、病室の机で曲を作ったんです。
「ファンフェス2021」で祖堅さんは以下のように語っています。
『プレイヤーの皆が、シャドウブリンガーズ(漆黒のヴィランズ)をプレイして「感動した」と言ってくれて、励みになって癌を克服できることができました』
『ゲームっていうエンターテインメントは、人の心も救えるんだなって凄く思いました』
その直後、吉Pは涙を浮かべながら、闘病中の祖堅さんの言葉を語ります
『俺、目標がないとやっていけないから、頼むから発注曲数を変えないでくれ』
『世界中でプレイヤーが待っててくれるし、それで良かったって言ってくれるのが、俺が癌と闘う最大の薬だから』
そして神曲と言われる「To The Edge」が完成しました。
FF14をプレイした、光の戦士の多くがこのゲームに助けられたと思います。
多くの感動をもらったと思います。
それは、これほどまでに素晴らしいスタッフが制作したゲームだからなんです。
海外サーバーでは、『死顔の簒奪者「キャンサー」』というカニのボスを倒すイベントがあり、そこで手に入るアチーブメントが「Full Remission(完全寛解)」
多くのプレイヤーが、このボス(Cancer)を全力で倒しに行きました。
Twitterでは「#WELCOME BACK SOKEN(祖堅さん、お帰りなさい)」がトレンド入り
日本だけでなく、世界中のプレイヤーから愛されています。
現在はほぼ寛解しており、ステージに立っても大丈夫だと医師から言われているそうです。
3.わしゃがなTVのOP
スクエニ以外での活躍のお話をしましょう、
現在Youtubeで大人気のチャンネル
『マフィア梶田と中村悠一の「わしゃがなTV」』のOPを、祖堅さんが制作されています。
しかも、歌っているのはご本人!めっちゃイケボやん...
しかし動画内では中村さんに「ゾンビ」と言われる始末(以下動画参照)
4.祖堅さんの好きなもの
・ニーソ
Twitterのアカウント名を「ニー祖堅」とする程ニーソックスが大好きだそう。
・からあげクン
ローソンの商品としてお馴染みのからあげクン
FF14とのコラボとして「リミットブレイクフレーバー味」「光と闇のクリスタル味」とFF14チーム完全監修(と書いて祖堅正慶完全監修と読む)の商品を販売しました。
祖堅さんはかなりこだわっており、「試作品の回数が過去最多になった」と話していました。
食べたスタッフからは「冷めてるのにめっちゃ美味い!!」「これからあげクンの中で一番美味いよ!?」と大好評でした。
5.まとめ
・FF14の最近の楽曲をほぼ一人で制作
・癌と闘病中もプレイヤーを思い曲を作り続けた
・わしゃがなTVのOPを作曲
・からあげクンマニア
いかがだったでしょうか?
祖堅さんの魅力が少しでも伝われば幸いです。
もちろん曲も素晴らしいので、是非聞いてみて下さい。
(一部はApple musicで配信されています!最近ヘビリピ中)
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