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ドローイングのススメ

▼これは何?
ドローイングはいいぞのnoteであり、ドローイングのはじめ方をまとめたnoteです。

ドローイングってなに?を書きはじめたらめちゃ長くなったので、はじめ方だけまとめました。

このnoteはドローイングをはじめて、日常的に続けていくにはこうすると良さそうだなあ、というやり方をまとめたものです。
そもそも"ドローイング"ってなに?という方はこちらをどうぞ。

0.ドローイングのはじめ方

雑に言えば紙と描く道具があればはじめられるのですが、とはいえお絵描きから遠ざかっていると指針がある方が安心しますよね。

小学校のとき、自由帳にパンダの絵をちまちま描いていたのを思い出します。あとはなぜか牛乳パックを描いたり。あのころから立体をそうと見えるように描くことへの執着があるのかもなあ。あと画用紙でかまぼこ作って遊んだりしてたなあ。謎ですね。

早速脱線しました。それでは本題。

1.紙について

1-1:紙の大きさ

B5・A5くらいのいわゆるノートでよくあるサイズからスタートするのがおすすめです。
私は日常的にはB5を使うことが多いです。縦にも横にも描けるし。
だいたいこれに書いてます。

大きすぎると描くハードルが上がりすきるし、小さすぎると描きたいものが全部載りきらない。これは描いていくうちにしっくりくる大きさがわかるようになってくると思います。

テーマを持って、何かを意図して描く場合は、それにも影響される気がします。

1-2:紙の種類

個人的には罫線なしは必須。かなり影響が大きいなと思うので、気になる人は試してみるといいかも。まだ罫線がグリッドとかならマシかもだけど、うっかりTODOリストとか書きたくなっちゃう感じがして明確に分けています。

"白で描く"ができるので、真っ白な紙ではなく、漂白されていない紙がおすすめ。写真の1番左のものは世界堂とかの画材屋さんで買えます。 個人的には気兼ねなくガンガン使える薄さなのが大事。

スケッチブックのいわゆる画用紙だとまた描き心地が違うし、黒い紙のもあるので紙の質感でも遊べる!
これのブラックでたまに遊んでます。最近描いてないからまた描きたいな。

2.描くものについて

2-1:画材について

最初は100均一のオイルパステル12色でぜんぜんOK。色が多すぎない方が、重ねたときの感じや混ざって変わってゆく様子がわかるのでおすすめ。

線も面も描けるし塗れるし。 ポキッと折って描くのもまたたのしい。 いろんな描き方をして、どんどん発見していく過程もまたよいものです。

自分のすきな感じや描きたいものがつかめてきたら、世界堂などの画材屋さんに行っていろいろさわってみるとめちゃくちゃたのしいです。

もっとやわらかくて混色がしやすいパステル(粉っぽいクレヨン的なもの)やデッサン用の鉛筆、メタリックなペン、水を含ませた筆で水彩っぽくなる水彩色鉛筆などなど選択肢は無限大。 同じペンでも0.4mmと0.5mmでは違うので、しっくりくるもの、テンションが上がるものを選ぼう。

黒い髪にメタリックなペンで描いたのがこちら。


と、ここまででドローイングをはじめるために必要なものは終わりです。

あとはやってみるだけ。
とは言え、はじめるまでが一番ハードルが高いですよね。
イメージしやすいように、あくまで自分がドローイングするときの流れを書いてみます。

3.ドローイングをやってみる

3-1.ドローイングの流れ

いつもこんな感じの流れで描くことが多いです。

  1. 紙と画材をセットする

  2. すこし静かな時間を持つ(瞑想ともいう)

    1. 胡座など楽な格好で座る。目はやさしくつむる。

    2. (わたしは呼吸が浅く早くなりがちなので)ちゃんと息を吐く。それから吸う。

    3. いま、この瞬間の自分を観察する。いろんなことが想起されるけど、そうなんだなあ、とどんどん流していく。

    4. 自分の内側が静かになったら、もしくは準備ができたら、ゆっくり目を開ける。

  3. パッと目についた色を手に取る

  4. 手が動くままに描く

    • (たまに2で想起されたものを描くこともあります)

  5. 日付を書く

    • 時系列順に並べると、そのときのブームが分かったりしてたのしいです。

  6. タイトルがつけられそうならつける

これもそれぞれがしっくりくるやり方を見つけたらそれでOK。

はじめる前を俯瞰した様子がこんな感じ。
視覚的にも聴覚的にもなるべくノイズが少ない方がおすすめです。


いつものセット。100均で買ったオイルパステルとPASTAの蛍光色セットと紙!

音楽をかけるなら、アンビエント系の歌詞のないものにしています。
(Ambientで検索かけて出てきたプレイリスト適当に流したり)
とはいえそのときにしっくり来ればなんでもOK。
爆音でサンボマスターかけながら描くのもたのしいし。

そのときの自分にしか描けないものがあるので、タイトルがつけられなくても日付を書いておくのはおすすめ。

3.ドローイングにまつわるあれこれ

続けると起こること

ここは自由研究中ですが、自分がすきなものや質感がわかってきたり、載せられるものが増えたりするんじゃなかろうかと思っています。

なんでもインプットにできるので、実際行ってめちゃよかった舞台の配信を観て、うわああああ…はああ…となった感覚を描いたり。

自分が大事にしているのはこれだよな〜〜というのを描いたり。

別に意味合いがなくたっていいのだけど、自分のバンドの曲をインプットとして描くこともできるし。

たのしいし面白いから続けられています。
何が出てくるのか描いてみないと分からない場合も多いので、それも面白いポイント。

100枚ドローイングについて

アート合宿でやったりやらなかったりするやつ。 100枚描くのは楽じゃない(そもそも身体も心もめっちゃ疲れる)けど、楽しいんだよなあ。

話しながら、お酒飲みながら、おやつ食べつつ、すきな音楽聴きながら、なにかに思いを馳せながら。もうなんも描くものないよ!!!とかなったりしつつも描き続けているとふいになにかが現れたりする。

苦しさも怖さも出てくると思うけど、なにを描いてもいいんだ、"絵を描く"はぜんぶ受け止めてくれるんだ、と身体の芯からわかるときがいつか来る。気が乗らないなら描かなくてもいいし。

描いたものをワーッと床に並べて、分類してみると、そこから浮かび上がってくるものがあったりする。

ちなみにこれはちょうど100枚。

個人的な体験なので話半分で、という感じなのだけど、100枚ドローイングで勢いがつくと、キャンバスに対峙したときの怖さや躊躇や葛藤がちょっと減ります。

クリアになったりエンジンかかった状態にギアが変わるというか。そのギアでしか描けないシリーズがある。

Portal(s)という自分にとってすごく大事なシリーズです。
(個展ではモニター価格でのセミオーダーもやってみようと思っています)

グループ展示やったときにメンバーそれぞれに宛てて描いたPortal。

4.まとめ

ドローイングはたのしいよ。ぜひ!
東京でもワークショップやりたいな〜〜!

今日のBGM

まちあわせ / 寺尾紗穂

展示会場のあるPORTOでちょうど今かかってたBGM!
マンデリンの味がわかるようになりたいな。

今日のサムネイル

白い線と黒い線。

ドローイングワークショップに参加してくれたあっちゃんが撮ってくれた一枚!いい写真ありすぎて悩んだ!!!ありがとう〜〜!

いま、この瞬間を描いてみるというのをみんなでやりました。
ふんわりほっこりとビシッとが並行している感じ。

絵を描くひととしての色々はInstagramにてポツポツと更新していますので、ぜひフォローいただけたらうれしいです!

北海道の上川町でドローイングのワークショップを開催したので、それのレポも書きたいな。

はじめての個展も同時開催しています。
設営が想定より大変すぎて今日からやっと見てもらえる感じになった。。

個展に関する情報は以下からご覧ください!いま頑張って編集中!!!
(ひっそりPortal(s)シリーズのセミオーダーもやる予定)

東京でもワークショップやら個展やらやりたいなあ、と思っていますので、ぜひ!
ここでやってほしい!とかワークショップ参加したい!とか、なにかあれば何らかのDMかメールなどでお知らせください🦕〜〜

それでは!!!


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