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ファインダー越しに見えた世界を、「私の写真」にする。

「良い写真」「私らしい写真」って何なんだろう…。

カメラ(Canon EOS Kiss M2)を手に入れて2年。
写真を撮りに出かけること、旅先で写真を撮ることも、大好きになった。
綺麗な写真が並んだインスタグラムや写真集、雑誌を見ることも、好きになった。

そして、ただ撮るだけではなくて、色味・構成なども含めて、「自分らしい写真」って何なんだろう…と思う。

美しい景色を切り取る

私の地元、安曇野には、美しい景色が広がっている。
でも、私にとっては日常の景色で、その美しさには気が付かなかった。

カメラを持って帰省をした時、その景色を見た瞬間、写真が撮りたくてたまらなかった。
散歩でさえ、カメラを持って出かけるようになった。

安曇野で見える冬の常念岳は、絶景。
家の裏にできる桜のトンネル。
厳しい冬を乗り越えた長野で、遅めの春を告げる4月の桜。

日本の移り変わる季節。
移り変わる前に写真に残しておきたいと思うようにもなった。

瞬間を切り取る

私は、瞬間を切り取った写真も好き。
着飾った花束よりも、道端に咲く小さな花の方は好き。
「はいっ、チーズ!」と言って撮った写真よりも、何気なく喋っている写真の方が好き。

綺麗なケーキに、フォークを刺して、少し崩れていくこの瞬間。
透き通るような沖縄の海。
遠くにカメラを置いて、リモートシャッターで適当に切る写真が好きです!

カメラを始めて、意識をしていなかった過ぎ去ってしまう瞬間にも、目を向けるようになった。

歴史を切り取る

私の好きな写真は、街並みを切り取ったもの。
家や建造物には歴史があって、建てた人の思いや時代の風潮が反映されている。
そんな街並みが好きだと気がついた。

北海道・小樽の街並み。
この淡い感じが好みだったな〜!
シンガポールカトンの街。
可愛い色合いと、独自のカトン文化。
イタリア・ヴェネツィアの離島「ブラーノ島」。
カラフルな色合いは、霧が濃いこの島で自分の家を見分けるためみたい!
本当に可愛かった…!

自分の「好き」が共有できるということ

私に「写真サークル入ろうよ!」と声をかけてくれた友達。
そんな友達とイタリアに行って…
「ここ絶対夕焼けの時間も綺麗だよ!」「日の入り時間にもう一回来よう!」
「向こう側に行けば、全体を撮れそう!」

ヴェネツィア昼間のリアルト橋からの景色。
ヴェネツィア夕方のリアルト橋からの景色。


写真好きな2人だったから、時間違いで同じ場所に行ったり、場所や角度を変えてみたり…
それが、とにかく楽しかった。
そして、自分が好きなことを共有できたことが、嬉しかった。

「私の写真」

「良い写真」とか「私らしい写真」とか…。
その前に、全部「私の写真」なのだと、好きな写真を並べていて気がついた。

私の目に見えているものを記録したい。
この瞬間、この角度からみえる、「ここ」を切り取るために、ファインダーを覗いてシャッターを切る。
それでいいのかもしれない。

私の撮る写真が、私が好きだったらそれでいい。
noteに載せても、インスタに載せても、他の人から好きだと言ってもらえたらもちろん嬉しいけれど、私が好きな写真だったらそれだけでいい。

自分の「好き」に自信を持って、好きなことを続けていく…。
それがとても難しいことだって思うけれど、写真が好きな間は続けてみようかな。

自分の好きなものを、素直に好きだと言える人でいたい。

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