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同窓会は、好きだった人を思い出した日。

これは、1年前の同窓会での思い出。
その時の文章が残っていたので、そのまま公開してみようと思う。
ちょっと恥ずかしい気持ちを隠しながら...。

2021年12月

服屋さんで、素敵な服を見つけて、試着室に入る。
新しい服を着た自分を見て、この服を着て会うであろう彼のことを思い出した。

2022年の1月

中学校の同窓会があった。

約5年振りの再開。
みんな、私の顔を見ても気付かれないだろうな〜なんて思いながら、新品の服を着て会場に向かった。

会場に着いて、友達と再会を果たして、少しほっとしていた。

会場の受付、当時から何も変わっていない顔があった。

あの、彼だった。

中学生の私は、明確に彼のことが好きだと思っていたわけではなかった。
ただただすごいなって尊敬して、話せたら嬉しくて、ちょっと気になるような存在。
でも、同窓会で5年ぶりに会って、変わらない彼の姿を見て、少しだけだけど言葉を交わせて...

あれは、好き、という気持ちだったんだ。
そう思ったら、ちょっとドキドキした...。

もう会うことは無いかもしれない。
でもあの日、中学生の時から成長した私を、新品の気に入った服を着た私を見てもらえたこと。

私だけの思い出にして、しまっておこう。

2023年1月

こんな1年前の出来事を思い出してしまった。
「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う」を読んでいたら...。

あれは「本気の恋」だったのか...は、分からない。笑
でも、着飾った自分が目に映って欲しいと思った、その気持ちは事実だった。

あしたの服を悩むのは、あしたを夢みるからなんだ。

「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う」

同級生には、この文章が届きませんように...笑

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