すぐそばの
自転車で走りながら写真を何枚か撮った。
お店に行く前に豆腐屋に寄ったらシャッターがまだ開いていなかった。
平日は7時半頃には開いているけど土曜日はゆっくりなんだな。
もう作業を始めていたおじちゃんに
「お豆腐もう買えますかー?」
って聞いたら
「はい買えますよー」
って。
よかった。
今日は久しぶりにお弁当を作るからと
頼まれていたお豆腐を2丁買った。
「今日は風もないしあったかくていいね。明日はまた寒いみたいだからお花見も今日くらいまでかもね。」
だって。
そうなんだー。
カメラが壊れないように肩から斜めに下げて自転車に乗っていた。
綺麗だなって思ったところで走りながらシャッターを切った。
ファインダーを覗かずにシャッターを切ると
予想外の写真が撮れてたのしい。
しばらくごはんの提供はお休みしていた。
外出自粛ムードのなかで
街の中の一つのお店として
どうしていったらいいのか毎日考えて
その日の自分の体調と社会の動きと街の空気
観察して
その日の朝にその日の予定を決める毎日。
それが案外自然だったりしてね。
今日は縁側でドリンクを提供しつつ
お庭に本や雑貨やお菓子を並べて開店。
常連のふたりは繕いしながら過ごしてた。
お弁当のテイクアウトを久々にやってみたら
予約開始時間から電話が鳴った。
遠くから 近くから
買いに来てくれた人がいた。
ありがたいなぁ
うれしいなぁ
しみじみと思う。
思っていたより忙しくて
いつもよりもいろんな面に気を使ってやるもんだから
みなさんにお弁当を渡し終える頃にはだいぶくたくた。
あたまがぼーっとしていたのはきっと
糖分やなにか足りなかったのと
久々にスピードアップした動きに身体がびっくりしたのかも。
トロントの豆乳食パンをチーズトーストにして
むしゃむしゃと一気にたべた。
妹がこどもたち連れて河原で自転車練習だっていうから
おむすび4つ握っておかずと一緒にタッパーに詰めて渡した。
夕方に近づくと風が吹いてくる。
本や雑貨を室内に避難。
軒先で靴のまま見てもらえるように並べ替えて
これから行くよと連絡くれた友だちを待つ。
彼女がくれた波照間島の黒糖と久保田酒造の酒粕で作ったクッキーは本当においしい一品になった。
みんなにも人気でわたしも好きな味。
はじめましての男の子は好奇心いっぱいの目でたくさんお話ししてくれた。
大きな車にいっぱい野菜を詰めて、移動する八百屋さんをやるって。
いいね、いいね。
わたしのお菓子も並べたいなーと言ってくれた。
野菜でおやつ、作りたいな。
3人でいろいろと話した。
こっちがだめになっても、あっちがあるから大丈夫。
ひとつに集中しないのは大事だね、とか。
よりどころはひとつじゃない方がバランスがいい。
今度ふたりが通うたむそん農園にも行ってみようと思う。
これからはますます、
というか
いよいよ土に近い時間をもっと増やしていこう。
心身が健やかであるためにも
わたしにとってはすごく大事みたい。
ふたりを見送って店を閉めると
緊張が解けて頭痛がしてきて
お茶とお菓子でぼんやりとしばし過ごした。
長田弘さんの「深呼吸の必要」を開いてみたり。
最後の力をえいっと使って発送作業。
お店がいつものように開けられなくても
お菓子を焼いて届けられてよかった。
自分の手で生み出せるものがある安心感。
よろこんでもらえるならなおさらうれしい。
明日明後日はゆっくり休んで
また来週はお店としてのあり方を考えて
その日その日の判断でやっていこうと思う。
今日は帰ってきてからパッタイを作った。
デザートはいちご。
ごろごろしながら楽しみにしていた渡辺直美ちゃんのYouTubeチャンネルを見て大笑い。
涙が出るくらい笑わせてもらった。
星野源君の「うちで踊ろう」に合わせて近々振り付けを考えようっと。
笑いと音楽ってほんとすごいや。
パワーだよ。
生きる源だよ。
おうちでいる楽しみ
いつもの道の風景
行動範囲はぐっと狭まっているけど
見える世界はすごく綺麗。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?