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大学3年生の留学と就職活動の両立は可能なのか。実際にやってみた感想(前編)

こんにちは。大学4年生のmoeです。
私は3年生の後期に留学して、そのまま留年せずに就職活動を終え、4年で大学を卒業する予定です。しかし、ネットで調べると3年生での留学はやめた方がいいという記事がたくさん出てくるのではないかと思います。私も、もともとは3年生での留学は無理だと思っていましたが、いろいろと悩んだ結果どうにかなる精神で3年生で留学することに決め、留学を終えた4年生5月現在、なんとか4年で卒業できそうです。実際のところどうなのか気になっている人も多いと思うので、今回は実際に3年生で留学した感想や、無理だといわれている理由を自分の経験をもとに書こうと思います。ただ、あくまでも個人の意見だということはご了承ください^^;

大学3年生で留学はやめた方がいいといわれている理由

ネットでは大学3年生での留学はやめた方がいいという記事が多いです。その理由は、3年生の一年間で多くの企業のインターンシップが開催されていることから、就職活動の期間として一般的なのが、3年生の5月から4年生の6・7月ごろとされているためです。多くの就活生は大学3年生の夏休みに多くの企業のインターンシップに参加し、企業を見定めたり、人によっては早期選考や選考優遇の切符をゲットします。そのため、夏休みのインターンシップが重要とされており、それに参加できない3年生での留学はやめておけ、といわれるのです。

ただ、私が3年生後期での留学を先輩に相談したときの答えとしては、「死にはしない」というものでした。そして、実際に留学して就活した感想も、確かに死にはしなかった、です笑
ここからは、何とかなった理由と、3年生で留学するデメリットを書いていきます。

大学3年生で留学しても就職活動はどうにかはなる

まず初めに注意点として、この記事は私が留学していたのは、大学3年生の後期から「半年間」であり、3年生の12月末に帰国している、ということを前提として書いています。3年生の後期からの場合、4年生の6月末ごろまで約1年間留学するというパターンも多いですが、その場合は事情が変わってくるので、ご了承ください。

3年生で留学はやめた方がいいといわれていますが、大きくくくられている就職活動期間でも、基本的には大きく2つに分かれています。それが、「インターン・説明会期」と「本選考期」です。いわゆる「内定」が出る「本選考」がメインで始まるのは、3年生の3月1日の解禁日以降なので、2月までに日本に帰ってこれば本選考のエントリーには間に合います。そのため、選考そのものに参加できないわけではないので、どうにかなる、ということになります。もっと言うと、本選考のステップとしては、まずオンラインでエントリーシート(ES)を提出、その後1次面接、2次面接、と進んでいくのですが、2023年の段階では対面での面接は最終面接だけ、という場合も多かったので、面接の際に時差を乗り越えるガッツがあれば4月ごろ帰国でもギリギリ間に合う可能性もあるかな、と思います。

私の経験では、多くの企業の本選考エントリーは4年生の3~4月に締め切られることが多いので、4年生の6月頃まで約1年間留学する人は本選考に参加するのが難しいです。そのため、その場合は留年して1年伸ばす人が多いというのが私の周りを見た時の印象です。

ちなみに、すべての企業が3月に本選考への応募を締め切るわけではなく、4月や5月まで募集している企業、そのあとまで募集している企業もあるので、それ以降の帰国で選考に間に合うかどうかは目指す企業によると思います。ただ、選考や締切日の情報は大体3月に出ていると思うので、3月初めには情報を確認しておく方が安全でしょう。

3年生で留学するデメリット

3年生で留学してみて実際に感じたデメリットは大きく以下の5つです。

  • 夏に本選考をする企業はあきらめざるを得ない

  • 早期選考や本選考優遇を獲得するチャンスを逃してしまう

  • 1年間就活してきた就活生に比べて選考に慣れる時間がない

  • 行きたい業界や企業を絞っていく時間がない

  • 留学と就活、両方のことを考えないといけないのがストレス

ここからはそれぞれについて詳しく書いていきたいと思います。
(この記事では初めの二つについて書き、後半の三つは後編で書きます)

①夏に本選考をする企業はあきらめざるを得ない

これは分かりやすくデメリットです。私の知っている範囲だと、外資系のコンサル・銀行・メーカーは現地のスケジュールの関係で本選考が3年生の夏だったり、夏のインターンからの枠が大半を占めていたりするケースが多い印象です。日系企業でも、マーケティング職など枠が少なく人気なものは夏で埋まってしまうこともあるので、そういった所をめざしている人はしっかりと事前に就活関連サイトや先輩から情報を集める必要があります。

これらの場合、夏のインターンの応募が5月頃にあって、夏に対面でインターン、その後面接がプラスであって、内定という流れになるので、夏休みにがっつり日本にいないと厳しそうな感じでした。稀に、夏の前半に早々と外資コンサルで内定を貰って、その後留学したという話を聞きますが、これはめちゃくちゃできる人に限るという印象なのであまりあてにしない方がいいです^^;

ただ、留学する大学の学期初めが9月半ばの場合、間に合うこともあるので、これも人によります。私は8月半ばからスタートで8月頭に日本を立ったので特に厳しい状況でした。

②早期選考や本選考優遇を獲得するチャンスを逃してしまう

これは思いつきやすいデメリットかなと思います。ただ、これも本当に業界や企業によるなというのが感想で、業界によっては夏や秋冬のインターンに参加しても優遇がほとんどないところもある一方で、ある業界では内定者はほとんどインターン参加者で、インターンに出ると担当の社員の人がついてくれたり、本選考に参加できたりという場合もあります。

就活サイトで業界や企業名で調べると情報を載せてくれているので、事前に調べておくことをお勧めします。また、業界や企業別にLINEのオープンチャットが作られていることが多く、そこで本気でその業界や企業を目指して情報収集している人たちが話していることも多いので、オープンチャットの活用もおすすめです。これらを活用して情報を収集し、事前のインターン参加が重要そうだったらインターン期間と被る留学は避けた方が無難かもしれません。

ただ、あくまでも「優遇」であり、完全に不可能ではなるわけではないと思うので、何としても他の学生より有利に就活を進めて早く終わらせたい!という人でなければ留学も可能かな、と思います。インターンに出ていないと志望度が低いと思われかねないと心配する人もいるかもしれませんが、留学に行っていた、といえば納得の理由ですし、むしろその一言で留学のこともアピールできるので、あまりマイナスにはとられないと思います。(あくまで個人的な意見ですが)

ここまでのデメリットはわかりやすい一方で特定の業界を目指す人以外はあまり関係がないものもあったかもしれません。私が実際に留学してみて特にデメリットだと感じたのはこの後の3つです。思った以上に記事が長くなってしまったので、その3つについては次の記事で書いていきたいと思います。

→後編へ!



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