「読書感想文? ああ、あの雑魚ね」と言えるようになる書き方のコツ〜導入編〜


夏です。
それはもう、夏真っ盛りです。
学生のみなさんは、うきうきの夏休みですね。


夏休みは最高です。朝はゆっくり眠れるし、好きな動画は見放題。
なにする訳でもなくぼんやりしたり、部活に熱中したり、アニメを一気見できる時間がたんまりある。


最高ですよね。…宿題さえなければ。


そう、宿題。

ふざけんなよ。なんだよ宿題って。宿のお題ってなんだよ。

プライベートにまで干渉すんなよ。

夏休みの気持ちの高ぶりを、一気に消し去る宿題。
擬人化したら多分、そうとう空気の読めない奴です。

私みたいな勉強嫌いな怠け者にとっては仲良くなれないタイプです。

夏休みという時間、私は日々快楽に耽っていました。

昼過ぎまで寝て、漫画を読みあさり、飯を貪り、バラエティー番組を見て、稲川淳二の怪談に脅える毎日です。

そうして夏休み終了一週間前に、慌てて宿題に取り組む。
そういうタイプの人間でした。

勉強が苦手なくせに、僅かの時間でやろうとするからちっとも身にならない。

学生を卒業してからうん十年経ちますが、正直夏休みの宿題で学んだものごとが、今の自分の身になっているかと問われると…何も言えません。

そんな最悪な私ですが、たった一つだけ、得意なことがありました。

読書感想文です。

この読書感想文に関しては、瞬殺なのです。

息をするように書くことが出来ました。
そうして一瞬にして書けてしまうのに、不思議なことに評価が良くて
何度か表彰されたこともあります。


何故だ! 猿程度の脳みそしかない杏藤がなんですらすら書けるのだ!?
意味が分からない! 意味が分からないぞおお!!


いやいやいや、それは違う。反対なのです。


感想文ってのは、私みたいな猿でも書ける宿題ってことなんです。


実は、感想文という類いのものはコツさえ掴めば簡単に書けるようになるのです。


きちんとやり方を教わって、その通りにすれば美味しい料理が作れるように。
美しいフォームを習って、その通りにすれば早く走れるように。
感想文の書き方を教わったら、書けるようになります。


書き方を教えてもらってもいないのに、いきなり書け、なんて言われても無理なもんです。


なので今回は、《どう書けばよいか分からない》、《読書感想部が苦手》、《本を読まずに感想文を終らせたい》、《ウィキペディアに頼らない方法》などの悩みを抱えている人たちにコツを伝授したいと思います。


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