志村けんさんから学ぶこと

お茶の間に、日本中に笑いを届けた
志村けんさんが、コロナウイルスによる肺炎で亡くなった。

心より、ご冥福をお祈りします。

志村さんのバカ殿が放送した次の日は、
必ず友達とバカ殿ごっこをした。
腹の底から笑って、放送の後もずっと楽しかった。

マルクスブラザーズの芸を
よくオマージュしておられた。
ヒゲダンスとかも。
あれはグルーチョのリスペクトですね。


あぁ…なんと悲しいことか。寂しいことか。

我々は『自分が感染しない』行動をするのではなく
『他人に感染させない』行動をするべきだと
改めて認識しよう。

志村けんさんであっても、親戚のおばちゃんであっても、
己であっても感染する。
危機感を持て。それが自粛。
なにも家から出ないだけじゃない。

過去のことにいつまでもしがみつくのではなく、
その時感じた悲しみや怒りを忘れず、
同じ悲劇・過ちを犯さないようにするのが知能。

決して、現状を悲しむな、ということではない。
その被害を無駄にしない為に、活かせ。
志村さんの死を無駄にするな。

志村けんさんだけではない。
これまでに数多くの人々が
コロナウイルスによって殺された。
家族をコロナウイルスによって奪われた人は、
志村けんさんの訃報以上の衝撃を
もっと前に受けているのだ。
優しくなろう。もっと周りに。
そして本当に怒るべき相手に激怒しよう。

国はミュージシャン、オペラ歌手、演奏者、劇団員、
その他数知れない人たち、
エンターテインメントに携わる人々を
慮ることをしない。
撮影をするカメラマンや、音響、照明、
ステージを手配する人たちだって、
仕事を取り上げられた。
イベントがなくなれば、
それを告知するポスターだって使われない。
印刷所、デザイナー…あぁ。

我々は社会に属して働いているから
社会の歯車がひとつでも狂うと
全てが狂ってしまうのだ。

国はエンターテインメントを殺した。
そして、その力を持つ人を殺した。
今後、社会に属する全てを殺すだろう。

自粛、自粛と言うが
現状それが叶わない。
それは仕事をしないと食っていけないから。
ただ、家に篭れと言われて
それで食っていけるのならば
誰だって家から出ない。
私たちは生きている。

ウイルスの根絶と共に
きちんとした生活の補訂を
完備しなくては死人は減らないぞ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?