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椎橋 萌美
2024年1月11日 08:51
暇さえあればラジオを聴いていた。 深夜の芸人ラジオばかり好んだ。 友人と深夜のファミレスで話すような、休み時間に教室の後ろで繰り広げられるような稚拙な会話が、私の身体にオーラのようにまとわりついて、なんとも言えぬ温もりと安心感があった。 しかし、このところ自分で考えることが減った。減ったといより、その時間がまるまるラジオになった。 うつ病であるから脳を守るにはよかった。 ただ、ここし