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結婚は安全装置みたいなもの

最近、自分でもびっくりするぐらい、心穏やかに過ごせる時間が増えてきたと思う。


きっかけは、20代の頃から約13年間続けてきた仕事を退職したことだ。

元々はとても好きな仕事だったけど、ここ数年は辛い出来事も多く、心身共に疲弊していっているのが自分でも分かっていた。

まさに「心をすり減らす」状態だった。

以前の私だったら、プライドや周りの目もあるし、自分が退職することで 迷惑をかけてしまうと考え、ギリギリのところまで働いただろう。



今回は夫がストップをかけてくれた。

半年ほど前から退職について、夫にも相談していたのだが、「最終的に決めるのは自分だよ。」というスタンスで見守ってくれている状態だった。

しかし、ある日仕事から帰ったあとに、泣き続ける私に対して、夫は言った。    

「もうやめよう。逃げていいよ。」と。

悔しい気持ちや申し訳ない気持ち、あとから後悔するんじゃないかとか、色んな気持ちが渦巻いたけど、「もう楽になりたい」という気持ちが勝っていた。

限界は近づいていた。

私の性格上、夫が止めてくれなかったら潰れるまで働いていただろう。



「結婚って安全装置みたいなとこあるよね。どっちかに何かあったとき、 一人だと大変でも、二人だと何とかなる。生き抜くための、一つの知恵、 みたいな。」


ふと思い出したのは、「逃げるは恥だが役に立つ」の中で藤井隆さん演じる日野さんが言った印象的な台詞だ。


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(公式Twitterより。逃げ恥新春スペシャルも楽しみ!!)



まさに今回の出来事は、一人だと潰れてしまっていたところだが、二人だから潰れずに乗り越えることが出来た。

沈みかけた船をギリギリ沈ませずに済んだような、そんなイメージだ。

独身の時にうつ病を経験している自分とって、限界の手前で持ち堪えたことが、いかに大事なことか、よく分かる。




「結婚は安全装置みたいなもの」                   

今回のようにストッパーになったり、逆にアクセルになったり。     

夫婦でたくさん話し合いながら、人生の舵取りをしていきたい。     

改めてそう思った。

あと、印象的なタイトルの「逃げるは恥だが役に立つ」の意味についても調べてみたら、ハンガリーのことわざで、「自分の戦う場所を選べ」という意味だと分かった。


(検索して出てきたnoteの記事が素敵だったので、貼り付けさせて頂いてます)

「心身を削って、今の状況にしがみついて戦う必要はあるだろうか?」

「いや、今は逃げて、元気な自分で戦える場所をゆっくり探そう」

この言葉の意味を知り、こんな風に考えることが出来て、自分の心もだいぶ楽になった。



そんなこんなで、今は専業主婦をやらせてもらっているわけだけど、案外楽しくやれている自分がいて驚いている。

家事があまり好きじゃない自分が専業主婦している姿があまり想像出来なかったのだけど・・(汗)。

冒頭にも書いたように、びっくりするぐらい心が穏やかなのだ。

ときどき、罪悪感や心の痛みはぶり返してくるけれど・・。

時間が薬。日にちが薬。きっと穏やかな時間がだんだん増えていく。


人生の夏休みをもらったと思って、たくさん好きな本を読んだり、ドラマを見たり、noteを書いたり、「心穏やかな時間」を満喫しようと思っている。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

noteはじめてよかった!日々、心に彩りを与えてくれています。




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