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加山雄三さん(82歳)椎体骨折も、コンサート出演。日本人女性有病率37%の椎体骨折予防法は骨貯金

こんにちは。

俳優で歌手の加山雄三さん(82歳!!)は、4年ぶりのコンサートツアーの初日を迎えた6月6日、5月中旬に自宅で筋トレ中に腰椎椎体骨折をしたことを明らかにされました。

加山さんは5月16日、自宅で筋トレ中、バーベルの重さを変えようとした際に無理な体勢になり、腰に激しい痛みを感じた。医師の診察の結果、腰椎椎体骨折と診断されたという。

椎体骨折とは、脊椎(背骨)の骨折のことをいいます。ポキっと折れる骨折ではなく、骨がつぶれてしまう骨折です。日本人女性では、生涯に椎体骨折を起こす確率は37%と推定されている。という説もあります。

        ※日本整形外科学会HPより引用

原因の多くは、骨粗鬆症が原因となって、「尻餅をついた」「転んだ」「重いものを持ち上げた」などの日常の一見ささいな行動が引き金になって、骨折します。

治療法は、医療用コルセットをはめて、3、4週間安静にしていれば、痛みもとれて、骨折も治癒してきます。

加山雄三さんは、コンサートにて立って歌ったということですから、本当にすごいなと思います。きっとコルセットをはめていたのだろうに。でもコルセットをはめて歌うって、十分な腹式呼吸ができないんじゃないか。とか、素人のくせに色々考えてしまいます。82歳というご年齢で、筋トレ。しかもバーベルって!何より、全く82歳に見えません!カッコいい!きっと若い時から、並ではない、運動をしてきたのでしょう。

骨粗鬆症が原因で椎体骨折になってしまう方って、本当に多いです。

骨粗鬆症の予防は、若いうちから骨貯金をしておくことです。特に女性は閉経により、骨密度を維持するエストロゲンというホルモン分泌量が減ってしまうため、骨粗鬆症になる率が高いです。そして、骨貯金は、長年の積み重ねによってできるものです。

よく知られているのは、カルシウムを摂ること。ただ、カルシウムは吸収率の悪い栄養素なので、カルシウムの吸収率を上げてくれるマグネシウムやビタミンDも一緒に摂らなければなりません。

具体的には、乳製品や小魚、緑黄色野菜などでカルシウムを摂って、豆腐などの大豆類やピーナツでマグネシウムを摂り、まいたけなどのきのこ類などでビタミンDを摂るといいとされています。つまりはバランスの良い食事です。

カルシウムのサプリメントも人気です。バランスの良い食事プラス、適量のサプリメントなら良いのですが、サプリメントによるカルシウムの過剰摂取は心筋梗塞のリスクが高まることも報告されていますので、注意が必要です。

宇宙から帰ってきた宇宙飛行士が骨粗鬆症になるという話を聞いたことがあると思いますが、骨には適度な運動も必要です。運動で骨に力がかかると、骨にマイナスの電気が発生し、カルシウムを呼び寄せるのです。

バランスの良い食事と運動。分かっちゃいるけど・・・。

でも、ヨーグルトやチーズを食べる。夕飯にお豆腐をつける。というところから始めるだけで、全然違うと思います。

私も女なので、リスク高です。骨貯金ガンバります!


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