【書評】イノセント・デイズ/早見和真

人は期待されることで、その自分の存在を
確かなものと認識するのだろうか?
人が人に期待する事は正しいことなのだろうか?
誰かをかばうことで自分が救われる
そんな事に疑問を感じる。
物語の最後に
生きることへの強い気持ちを感じる。
それこそがこの本を読んで、
唯一の救いであると感じた
「イノセント」言葉の響きからは、
ポジティブに捉えられるかもしれないが、
非常に残酷な言葉であると思った。