MODRINAE|「育てた苗木、なんで戻すん?」
皆さんこんにちは!MODRINAEを運営しているソマノベースの松下としろーです。
今までのテイストとは打って変わり、タイトルからいきなり関西弁で失礼しました笑
いつも戻り苗を応援いただいている皆さんと繋がりたいと思い、僕もnote投稿を始めてみました。今回は記念すべき人生初投稿!今晩は赤飯だ。
「MODRINAE-戻り苗-」(以下、戻り苗)は、「2年間」という決められた時間の中で、どんぐりから苗木を育て、自身で育てた苗木を森に返す新しいカタチの観葉植物です。
今回は、「育てた苗木、なんで戻すん?」についてお話しします。
今回のテーマは 「育てた苗木、なんで戻すん?」
実は僕、9月にソマノベースに入社しました。大阪から和歌山県田辺市に移住してきたばかりです。
昨年に販売された戻り苗をちゃっかり購入し、苗木を育てている身でもあります。
まさか購入した時は、戻り苗と共に自分が和歌山に来ることになるとは...想像もしておりませんでした。(ジョインした経緯については、また別の機会にお話しできればと思います)
林業のことはもちろん、戻り苗のこと自体も絶賛勉強中でございます。
なので今回は、そもそも「戻り苗ってなんで戻す必要があるん?」について。
皆さんと一緒に勉強するつもりでお話しできればと思います。
どうか温かい目でご覧ください。
林業は木を切って売るだけ、それってほんと?
「林業とは何か答えてみてください」と言われたら、なんと答えますか?
「木を伐って木材として売りに出す」と答える方が多いのではないでしょうか。(僕はそうでした)
ですが、それだけではありません。
木を伐るには、伐る木を「植えて育てる」ことが必要ですし、植えるためにどんぐりから苗木を育てることも必要です。(全ての苗木がどんぐりからではありませんが)
苗木を育て、その苗木を山に植え、その苗木が育って収穫期を迎えるまで 手入れをする
これにはなんと、50~60年と長い年月がかかる
(もちろん樹種によって異なりますが)
今当たり前に手元にある木工製品が、数十年かかって出来たものなのかと思うと、感慨深い…
「伐ったら植える」 が進まない理由
先ほどの通り、木を伐るまでには、長い年月と労力が必要です。
伐った後に植えないといけないのですが、林業の担い手が不足していることや収益になりにくいことなど、様々な理由から、手入れにかける費用が賄えず、新しい苗木が植えられないまま、放置されている森林が少なくないようです。
放置された森林・山は、土壌の養分が減り、土壌の流出がしやすく、土砂災害が起きやすくなります。
「伐った後は植林すべき」「放置されている山はダメ」だということは、僕達でも分かる一方、いざ自分が当事者になったことを想像すると、収益化が難しい中で、数十年後の未来のために 現在の費用を削ってまで植林をするのかと考えると悩ましいですよね…。
なので、これは大義名分で片づけてはいけない問題かと思います。
苗木の不足も課題の1つ
現在、全国的に皆伐が進んで植林できる面積は増えているのですが、苗木の生産が追い付いていないという現状があります。つまり、植える苗木が足りないのです。
これも、植林が進まない1つの原因となっています。
僕たちは、この苗木不足という課題解決をはじめとし、植林を進めていきたいと考えています。
MODRINAE-戻り苗-が守りたい、健やかな山が育つサイクル
戻り苗は、ただ育てるだけ、眺めるだけの観葉植物とは少し違います。
皆さんには、
・苗木を育ててもらう
・山に返す(伐ったら植える)
を担っていただく(というとプレッシャーに感じられてしまうかもですが…)ものになります。
苗木を育てていただくことで、苗木生産を支える仲間となり、
育った苗木は森林の環境を支えます。
山へかえった苗木は大きな木へと育ち、いつか木材になります。
木材は製品となり、私たちの生活に戻ってきます。
皆さんに育ててもらった1つ1つの戻り苗は、健やかな森林を育てることに繋がるのです。
一緒に苗木を育てませんか?
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
少しでも、戻り苗に興味を持っていただけたら嬉しいです。
もし苗木を育てたいと思っていただけたら、オンラインストアからご購入をお願いします!
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https://www.instagram.com/modrinae.jp/
それでは、今日はここまでです。
また次回もお楽しみに!としろーでした。