みんなで始める森づくりの場所が決まりました。
こんにちは。
いつも大切に苗木を育てていただき、ありがとうございます。
戻り苗を企画・製造するソマノベースの西来路(サイライジ)です。
先日、2023年4月をもって、戻り苗2期目の販売が終了しました。
今年はPOP UPやワークショップを各地で行いたくさんの方に、私たちの思いや戻り苗についてお伝えすることができました。
そしてまたたくさんの方が森づくりに参加し始めてくれました。
戻り苗をスタートして一年。
皆さんから苗木が戻ってくる今年の冬を最初の目的地として設定し、
進んできました。
苗木たちが戻ってくるということは、その子達を植える山が必要になります。
実はスタートしてから、去年までどこの山にするかは決まっていませんでした。
もちろん、事前にお伝えしている通り、和歌山の山というところまでは決めていたのですが、
そもそも山というのは誰かの所有物。
ソマノベースが会社として山を持つことも検討しましたが、
それでは、戻り苗の苗木たちを戻していくたびに、土地を買い付けなければいけない。
戻り苗の思いや仕組みを理解して、自分の山を私たちに預けてくれる人なんているのだろうか。
どんぐりから長い時間をかけて育ててくださった皆さんの大切な苗木を返す場所ですから、「どんな山を選ぶか」「どんな方の山にするのか」ずーっと同じことを考えたり、やっぱり最初の条件に立ち戻ったり、ふらふらと決められないままいました。
そしてやっと、あるご夫婦の山主さんに出会うことができました。
それもこの1月。
養鶏場を営む素敵なご夫婦で、戻り苗が目指す森づくりのカタチについてもご理解いただけました。
そのようにしてようやく決まった山がこちら。
今年1月に杉檜の木々が伐採されたばかりの山。
場所は和歌山県田辺市龍神村。
和歌山県の中心部に位置し、古くから林業が盛んであったこの土地に、
1haにも満たない小さな小さな山を持つことができました。
この場所を『戻り苗の森』と名付けました。
戻り苗の森には現在育苗に参加いただいている皆さんの苗木が戻ることになります。
これから山主さんの紹介や、戻り苗の森になる前に伐採に携わった林業家さん、戻り苗の森に残る生態系、龍神村という地域についてなどお伝えしていきます。
できるだけこのnoteにて記事としてまとめて、お伝えしたいと思いますが、
戻り苗参加者の専用LINEでしか共有しない細かな情報もございますので、
育苗に参加中の皆さんは、同封のリーフレットに記載のQRコードからご参加ください。
次回は、苗木たちが戻ってくる日に向けた準備「地拵え」についてお伝えします。
それではまた。