YouTubeショート動画、スワイプしたら次の動画に行くのが怖い。
YouTubeにショート動画ってあるじゃん。
スマホで見てるとさ、下にスワイプしたら次の動画が再生されるじゃん。
あれ、怖い。
ショート動画流行ってるし僕のこの感覚って一般的じゃないんだろうな。僕がなんでそう感じるのか、今日は自己分析の結果をちゃんと説明しようと思う。僕がショート動画をスワイプできない理由は3つある。
1.自分で次の動画を選べないのがすごく嫌。
YouTubeで普通の動画を見てる時は、サムネイルやタイトル、投稿者の名前がちゃんと見えて、自分でそれを選べる。その自由があるから僕は気ままに動画を見ていられる。見たいと思える動画がない時はずっとサムネやタイトルを眺めて更新をかけている。
もちろん僕が選んでると言っても、YouTube側がおすすめしてきた動画から選んでるわけだから完全に自由じゃないんだけど、それでも「選べる」という自由があるのは大きい。
僕は死ぬまで地球を出ることはないだろうけど、それを窮屈だとは感じない。確かに宇宙全体に比べたら地球は狭いけど、僕にとっては十分に広い。広すぎる。
それと同じで、完全な自由じゃなくても複数の選択肢から選べるということは僕にとってすごく大切だ。僕はその中を自由な気分で泳いでいられる。
ショート動画ではその自由がない。スワイプして出てきた次の動画が気に入らなければまたスワイプすればいいだけなんだろうけど、それもできない。その理由は二つ目の理由で話そう。
2.全画面のままなのが怖い。
次の動画に移ってもずっと全画面のままなのが怖い。すごく狭く感じる。視界が画面で塗りつぶされて、頭が他のことを考えられなくなるように感じる。頭の中が狭くなってしまったように感じるのだ。
おすすめに出てきたショート動画のタイトルやサムネイルを見て、「面白そうだな」と思ってその動画を見るところまではいい。それは普通の動画を見るのと何も変わらない。だけど、そこから次の動画へ移ってみると、僕の頭がそこに囚われてしまったように感じてしまう。
もう一度選択の自由が欲しい。全画面のままは怖い。
この感覚は何に似てるんだろう、と考えた時、一つ思い当たることがあった。
閉所に閉じ込められた時だ。
僕は閉所恐怖症というわけではないけれど、狭くて身動きができない所に入った時は恐怖を感じる。このまま動けなくなったらどうしよう。そんな気持ちになってなんとも言い難い恐怖を感じる。
ショート動画を見ている時も同じだ。身動きができなくなる。
ショート動画をスワイプする時、僕はまるで井伏鱒二の『山椒魚』に出てくる山椒魚みたいに閉じ込められてしまう。山椒魚は岩の隙間で過ごすうちに大きくなりすぎて出られなくなってしまうのだ。
ちょっと話逸れるけど、『山椒魚』ってちゃんと読んだことある?すっごい短いから読んでみて。僕も頭でっかちな人間だから、僕も頭が岩に引っかかって出られなくなってるかもしれない。
下の試し読みから無料で読めるよ。
3.見たくない動画が多い。
これは、上2つとは全く違う理由だ。僕には見たくないジャンルの動画というものがいくつかある。
例えば僕はインターネットで可愛い女の人を見るのが苦手だ。その理由は以前、VTuberを見なくなったきっかけとしてこの記事に書いた。
なんていうんだろう、僕はインターネットの可愛い人をうまく見れない。
「性欲じゃないです」って顔して見るのはなんだか気持ち悪い。だって僕の中には絶対に性欲はあるから。かといって逆に「性欲です」って顔でも見れない。その顔をして見るなら、もっと向こうも「性欲です」って顔してる方がいい。向こうが「性欲じゃないです」って顔してるなら、僕はうまく見れない。
こんな理由で、僕はアイドルとかもうまく見れない。多分僕がとんでもない変態なんだろうな。そうに決まってる。
他にも、極端なこと言ってる人とか、なんかやかましい人も苦手だ。そんな感じで僕は好き嫌いが激しい。だからランダムに次の動画が流れるのは好きじゃない。
今日は以上。
伝わったかな。僕が自分でもわかってないだけで他の理由もあるのかもしれないけど、僕はショート動画を見るのが苦手だ。
伝わらなかったとしても、せめて山椒魚を読んで帰ってください。
それでは。
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