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対コロナウイルス論 ⑨(終)シンクロニシティ ~人類はコロナウイルスにどう立ち向かえば良いのか?~

この連載では、新型コロナウイルスCOVID-19に対して、私たちがどのように立ち向かっていけばいいかを考えていきます。

前回は、経済の問題について考え、今は、グローバリストもナショナリストも手を取り合って柔軟に協力する必要があると書きました。

“一人では負けそうな突然やってくる悲しみさえ、一緒に泣く誰かがいて乗り越えられるんだ”

これは乃木坂46『シンクロニシティ』の一節です。サムネの写真もミュージックビデオから拝借したものです。「2年前のレコ大がなんで今?」と思った人も多いでしょう。ブログの筆者のことをよく知っている人からしたら、「乃」という漢字を説明するときに「乃木坂」ではなく「湘南乃風」を使って説明する僕が、「なんで乃木坂46を?」と思うことでしょう。

この曲は、今、多くの人に聞いてほしい曲で、僕たちの進むべき道を教えてくれている曲だと思っています。だから、取り上げました。

さて、本題に入ります。

僕たち人類は、史上類を見ない形で地球の支配者となりました。しかし、神になったわけではありません。何もせずひたすら祈るだけで、ウイルスに勝利することは不可能です。しかし、私たちは自分勝手な野生動物でもありません。協調性をもった動物であり、「考える葦」(フランスの哲学者・パスカルの名言)です。ウイルスが知恵を合わせて協力して人類を敗北させることはできませんが、人類は協力してウイルスを敗北させることができます

今、世界には核問題や環境問題など様々な問題が存在します。そのほとんどは世界的な協力を要するものですが、分裂の道を選び始めている国もあります。しかし、どの国も本気で孤立しようとは思っていません。

依然として僕たち(政治家も経営者も大資本家も一般市民も)は、国境を越えて協力する必要がありますし、その力でコロナウイルスに打ち勝つことによって、世界を再び協力の道へ動き出させることもできます

今、僕たちは重大な分岐点に立っています。

皆さんがもし、自分だけ助かればいいという行動を取れば、「今は」助かるかもしれません。しかし、そう遠くない未来に、大きな壁にぶち当たるでしょう。そして、その時に手を差し伸べてくれる人は誰もいないでしょう。

私たちの中には様々な思想、価値観、倫理観、道徳心、信条を持った人がいますが、どんな人とも信頼し協力し合える日が来ることを信じて、努力していかなければならないのです。


最後に、冒頭にあげた『シンクロニシティ』には、以下のような歌詞もあります。
ずっとお互いに思いやれば いつしか心は一つになる


謝辞

これまで、9回にわたって連載してきた『対コロナウイルス論』を読んでいただき、本当にありがとうございました。その辺のしがない高校生が書いた意見文のようなものに思われた方もいらっしゃるでしょうが、一人でも多くの方に届いて、新型コロナウイルスに対する疑問について考え、自分は何をすべきかを自問していただけていたら幸いです。そして、この話を誰かと共有していただけていれば、とてもありがたいです。

楽観的だと思う方もいらっしゃるでしょうが、僕は人類は協力して新型コロナウイルスCOVID-19に打ち勝てると心から信じています。勿論、そのためには迅速かつ断固とした、的確な行動を取らなければいけないとも思っています。僕にとってはこのブログを書くのも、その行動の一つだと思っています。皆さんも、自分が持っている力を、是非、世界のために、誰かのために、勇気を振り絞って使っていってください。

また、今後も連載の番外編も含めて、記事を更新していきます。よかったら読んでください。

本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。

2020年4月4日

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