【Monthly Dig:For Brands】取り組む企業が増加中!企業のポッドキャスト活用事例
近年アメリカを中心に盛り上がり始めているポッドキャスト。日本でも先日、「JAPAN PODCAST AWARDS」という優良な音声コンテンツを発掘するアワードが開催され、徐々に盛り上がりを見せてきています。
最近では、企業がポッドキャストを活用して、「製品やサービスを深く理解してもらうこと」や「働いている人の価値観や文化を発信している」ケースが増えてきています。今回は、ポッドキャストの仕組みと企業が配信しているポッドキャスト番組を紹介していきます。
「Podcast(ポッドキャスト)」とは?
Podcastとはインターネット上で音声のデータファイルを公開するインターネットラジオです。RSSフィードとSpotifyやiTunes PodsactをはじめとしたPodcastプラットフォームを紐付けることで、音源を配信することができます。スマートフォンやPC、タブレットなどにダウンロードして聴くことが可能です。
AnchorやRadiotalkといった音声配信アプリを使用することでだれでも手軽にPodcastを配信できます。
企業のポッドキャスト事例
1.リクルート 「トレンドランナー」
リクルートで働いているその道のプロの方が、様々なテーマの最新トレンドについて語っているポッドキャスト。「仕事探し」や「学び方」、「美容」や「食」など幅広い最新トレンドをわかりやすく解説しています。
2.北欧、暮らしの道具店 「日曜ラジオ「チャポンと行こう!」」
北欧、暮らしの道具店の店長の佐藤さんとスタッフの青木さんが隔週日曜日に配信をしているポッドキャスト。暮らしや生活にまつわるテーマについて、リスナーのお便りを交えたトークを展開しています。
3.メルカリ 「mercan.fm」
メルカリが運営しているオウンドメディア「mercan(メルカン)」のポッドキャスト。メルカリで働いている人を取り上げて、仕事や会社について発信しています。毎回MCとゲストが変わっており、メルカリで働いている人を知れる番組です。
4.タクラム 「Takram Cast」
デザイン・イノベーション・ファームのTakramが毎週月曜日に2本ペースで更新しているポッドキャスト。Takramのメンバーがデザイン・テクノロジー・ビジネス・文学といった様々な話題を展開しています。
5.サイボウズ 「サイボウズ式第2編集部ラジオ」
サイボウズが運営しているオウンドメディア「サイボウズ式」のポッドキャスト。サイボウズ式の読者が集まって、サイボウズ式を盛り上げていくコミュニティが発信しています。「チームワーク」や「これからの働き方」をテーマにトークを展開しています。
6.HADO 「Weekly HADO Podcast」
ARを駆使したテクノスポーツを展開するHADOが運営するポッドキャスト。HADOのニュースや試合結果、見どころといった情報を毎週発信しています。
7.Peatix 「Peapod by Peatix – ここでしか聞けない楽屋トーク」
イベント・コミュニティ管理サービスを提供する「Peatix」が運営するポッドキャスト。毎回ゲストを招き、ゲストにまつわるテーマについて語っていく番組です。
8.COTEN inc 「歴史を面白く学ぶコテンラジオ」
新しい世界史データベースを提供しているコテンが運営するポッドキャスト。日本と世界の歴史を「おもしろく」深堀りしていく番組です。「JAPAN PODCAST AWARDS」の『大賞』と『Spotify賞』をダブル受賞しています。
最後に
企業が運営するオウンドメディアのひとつの手段として、注目が集まるポッドキャスト。ライティングや動画編集に比べると収録した音声がそのままコンテンツになるので、比較的取り組みやすく、まだライバルも存在していない状態です。また、昨年ごろからSpotifyがポッドキャスト企業を買収する動きやソニーミュージックがポッドキャストに参入するべく社内に新組織を設立や、NewsPicksがポッドキャスト番組を配信したりとポッドキャストに関するニュースが出てきています。今後、さらなる盛り上がりが期待できるかもしれません。
次回の更新もお楽しみに!