ポートフォリオの基本的な作成方法とうまく見せるコツとは?

エンジニアにとってポートフォリオとは、自分の能力やセンスを披露し、アピールするための重要な選択肢だ。このポートフォリオを提出することで、「自分にはこういったものが作れる」と先方に知ってもらうことになる。それだけにクオリティが高いものを作る必要があるのはもちろん、自分の強みや魅力をいかに先方に伝えることができるかも重要になってくる。

そんなポートフォリオの作成においては、最低限押さえておくべき項目がある。

まずは目次だ。どこにどんなことが掲載されているのかを先方にすぐに知ってもらうためにも重要なポイントである。多くの場合先方は目次を見て全体の内容を推測するため、目次がいい加減なポートフォリオの場合、目次に目を通した段階で「内容が薄い」「全体の統一感がない」といったマイナス評価を下されてしまいかねない。まず目次を充実させることが、先方にうまく見せるためのコツだ。

それからポートフォリオの紹介である。どんな意図でそのポートフォリオを作成したのか、どんな内容を扱っているのを簡潔にまとめて紹介する必要がある。そのうえで、自身のSNSやプログ、サイトがある場合にはそのアドレスも掲載し、自己アピールを行うべきだろう。

また、5W1Hを前提にしたうえで、全体からストーリーがにじみ出てくるような内容を心がけることも大事だ。単に技術やスキル、説明を羅列するような内容では、自分の個性や魅力を伝えることはできない。簡潔な説明を心がけつつ、自分アピールに結びつくようなユニークな面をアピールできるような内容にするべきだろう。

そして画像は、できるだけ見やすく高品質なものにすることが大事だ。エンジニアのポートフォリオはWebやPDFで作成することが多いためそれほど心配する部分ではないかもしれないが、会議の際などには紙媒体での制作が求められることもあるので注意したいところだ。

あとは基本中の基本の部分、誤字脱字は十分に注意する必要がある。