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入院するまでの話 【MRI検査編】

前回の記事はこちらです。

○○病院に行く前にどの先生に診てもらうか考えてから曜日を決めて行った。T病院から派遣されていそうでかつ女性の先生にしようと考えて、この先生にしようと決めた。○○病院に行くと、大きなビルの中に入っており、とても綺麗だった。受付を済ませたら外来が始まるまで外出していいと言われたので、近くのスタバに行っていた。そこのスタバはとても快適で、その後も病院に行く時は必ず行っていた。外来の時間に病院に戻り、待っているとすぐに順番が来た。あまり混んでいないのもポイントが高い。

先生は紹介状の内容を見て、どんな内容であるかを私に確認していた。その先生は、前の地元の病院の先生と違ってかなり断定的に話す方だった。チョコレート嚢胞じゃないかと相談すると、腫瘍マーカー的に違うと思いますとすぐに答えてくれた。ほっとした。お母さんの言っていることは確かに正しかった。

エコーをこの病院でもとるということで、検査台へ。不思議そうな顔でエコー画像を眺めながら先生はこう言った。
「右の卵巣は5cmじゃないですね。…なんか右は水の部分と奇形腫がくっついているみたいで、8cmですかね。左は正常そうなのが見えます。この大きさだとやっぱ手術ですね。」
なるほど、だから左ではなく右があんなに痛かったのかと腑に落ちた。先生によって見方が変わってくることもあるんだなとも思った。覚悟はしていたが、やっぱり手術か〜と落ち込む。MRI検査の予約をとってその日は終わった。

病気の発覚と並行して、アメリカ出張の話が進んでいた。不安もあったが、アメリカ出張なんてほとんどないチャンスだから、行きます!と答えてしまった。それが卵巣のエコーを初めてとった前日である。そして、GW明けに出張が正式に決まった。しかし、よくよく話を聞くと
「一人で出張行ってください」
とのことだった。全然話が違う。女子を一人で危ないアメリカに行かせるのってどうかと思ったが、断りづらかったので、そのまま申請を進めた。卵巣嚢腫は大きくなった卵巣が捻転してしまうと、緊急手術が必要になる。そのリスクが頭に何度かよぎり、出張が不安になった。会社に隠れて家族に来てもらうことも考えた。アメリカの婦人科も調べたりして、不安をまぎらわした。

出張が決まってから3日後、急に連絡が入った。
「出張に行く人二人増えました。××の〜さんと△△の〜さんです。(二人とも別の部署で知らない方々)」
よかった。その二人と仲良くできるかという心配もあったが、これで緊急事態が発生した時も大丈夫だと安心した。出張は卵巣が捻転することもなく非常に楽しい思い出となった。

出張から帰ってきてMRIの検査の結果を聞きに行った。MRIの結果は、先生のエコーの結果とほぼ同じ内容だった。水と脂肪と奇形腫の多房性のもので、再発のリスクもある。右の腫瘍は10cmくらいかもしれないとのことだった。その後手術の日程を決めた。なるべく早い時期にしてもらい7月にした。初めての手術なので、緊張するなあと思ったがひと段落ついてよかった。


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