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プロポーズはロマンチックに。と思っていたけど現実は違った話。

6月といえばジューンブライド。
そんなわけで「結婚」にまつわるお話をば。

ご結婚されてる、もしくは婚約中の皆様。

プロポーズされた日の事を覚えていますか?

私はガッツリ覚えています。
何故なら、私の理想と違う形で、
私の想像を超えてきたからです。

元々、お付き合いから結婚にいたるまでに
15年程要している私達夫婦。

彼(夫)も「結婚」というものに無頓着だったのと、
私も「結婚」を無理にするものでは無いと思っていた。


共通に「ずっと仲良くできれば」みたいな気持ちはある程度あったとは思う。

しかし、私が30歳を越え、彼が一時的に大病を患って、二人の絆がお付き合いから少しだけ深まったころ、彼から「結婚を考えよう」と思い至ってくれた。

ホント、タクシーの中で会話中にそんな話になって、私もそうだねーくらいのノリで2人の間に「結婚しますか!」という目標ができた。

しかし、いつかは結婚という形を取る。ってなっただけで具体的な話はせず。

なんとなく私が35歳になったら入籍しようかというのりだった。

ちなみにこの年齢も当初よりは5年ほど早まっている。

その後に函館に旅行行ったり、和歌山に旅行行ったり、個人的になんかプロポーズっぽいことあるんじゃね?


と、女子的な気持ちで期待したがとくに無く。

私も私で、ないかー。プロポーズはないかー。
などと思いながらも「婚姻届」を出す日がきた。


もちろん、この日もこの時までもプロポーズは無い。

私的にすっかりプロポーズの事など忘れて、数年後。

私の地元に夫と一緒にUターン移住する事が決まった。

あれよあれよと段取りを勧めて、東京と田舎を行き来しながら物件やその他を決めていく。

落ち着いたところで、私の家族(父、母、兄)と私達でお疲れ様の会を開いた。

仕事は決まりそう?とか、こっちに来たら使ってない車貸せるよ〜とか会話が進み、ご飯を食べ、さぁお会計にしましょうか。という所でふいに夫が言葉を開いた。

「あんこ。さんのご家族に、改めてになるんですけど、こちらでの生活も初めてで色々とお力を貸して頂くことになると思うのですが、よろしくお願いします。」

あら。改めて挨拶なんかしちゃうのね。律儀。
などと思う隣にいる私。

そんな隣にいる私を見て、
さらに夫は言葉を続けた。

「あと、ちゃんと言って無かったんですけど、、、あんこ。さん、改めて僕と結婚して下さい。よろしくお願いします」

私は途中で何故かこれ、プロポーズくるな!と勘付いて「え?いや、まって!え!?ここで!?いや!待って待って!!」と怒涛のパニックを起こしながらも「こちらこそ、よろしくお願いします」と、とりあえず答えた。

家族前公開プロポーズに父と兄は照れていて、母は良い日ね〜とにこやかに場がしめられた。

私は家族を店から見送ったあとに
「プロポーズここなの!?」と問いただすと
「家族の前でどうよ!」とドヤ顔で言われたので
「絶対に違うだろ!笑」と突っ込んでおいた。

そもそも、すでに入籍してるし 笑

なんにせよ、忘れはしないプロポーズになったのは間違いない。


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