黄門ちゃいまの世直し旅/第28話[沖縄のノロの元へ]
ナレーター/御老公一行と律子親子は、沖縄に到着するのであった。
律子/沖縄に着いたわねぇ~
ご隠居/海が美しいですな
助・格/泳いで、ひと汗でもかきたい気持ちです
な
律子/時間があればそれも良いですね💕︎
でもノロさん見つかるかしら、それほど
多くは居ないみたいだしね!
ご隠居/そうですな~、もし見つかったとして
も、私たちについて来てくれますかな
律子/それも問題ですね
律子/一応、居そうな所は調べましたので、そこ
に行きましょうか!
ナレーター/一同は15世紀から16世紀の琉球王国・尚真王時代の参拝地の1つとされている斎場御嶽(せーふぁうたき)に向かった!
律子/空港を出てからバスに乗って60分程かか
りましたね!
ご隠居さん、疲れてはいないですか
ご隠居/いえいえ、お気きづかい忝(かたじけ)な
い、大事無きですよ!
現世に来てから元気になりましたか
ら…
律子/えっ…
律子/私も頑張らなくっちゃ…ここで入場券買う
のね!事前に調べて良かったわ~
二郎/ママ~、ここで1度ノロさんのこと聞いて
みたらどうかなぁ
ご隠居/妙案ですな
律子/そうね𖠶𖠶ꜝꜝ
律子/すみません、私たちノロさんを探している
んですけど
店員/
あ〜ノロさんね!あの祭司をしている…
はい、はい!私は分からないけど、斎場に時折ユタさんが参りに来ているので、その方に聞いてみてはどうかしら…
律子/あっ!ユタさんって、霊媒師の…
はい、ありがとうございます!
ナレーター/一同は、斎場に入るため、入場券を買い、斎場に向かうのであった。
店員/あのー!ユタさんが参っている最中は話しかけない方がいいわよー!
律子/はーい !
律子/ここが御門口(うじょうもん)ですか!
ご隠居/確かここから先は男子禁制と聞いておる
ので、私たちは二郎君とここで待って
いることにしようかの…
律子/えっ…(๑•́︿•̀๑)、今は、一応大丈夫なんで
すけど…
二郎/ママ~、僕、ご隠居さんの言う通りにする
よ
律子/はい( ⌯᷄ ·̫ ⌯᷅ก )分かりましたw
律子/それでは待っててくださいね!
行ってきまーす!
ナレーター/寂しい気持ちを抑えつつ、りっちゃん、トボトボ歩き出すのであった。
律子/ここが三庫理(さんぐぅい)か~
ここを抜ければ、
律子/あっ、多分この人だわ…
ナレーター/ユタさんが立ち上がった!
律子/すみません!え~と、突然すみません!
私たち、人探ししておりまして、あなた
様はユタさんですか?
ユタ/はい、私はユタをしておりますが、何か?
律子/はい、私たち、ノロさんを探しておりまし
て、紹介頂ければ有難いなぁ~っと思い
まして…
ユタ/「私たちと…」さっき、言ってらっしゃいましたが、他の方は何処に居られるのですか?
律子/はい、御門口(うじょうもん)で待っている
んです!
ユタ/ここには入らずにですか?
律子/はい、他の人は男性4人でその内、
私の子供が1人なんです!
ユタ/はぁ~、そうですか~
ユタ/それは、昔の男子禁制を守ってということですか…
律子/はい…。ご隠居さんがそのようにしたい
と…
律子/すみません、お願い出来ますでしょうか
ナレーター/ユタは、少し心を落ち着かせ…
ユタ/あまり、むやみに紹介はしないのですが…
律子/話だけでも聞いて頂けないでしょうか
ユタ/ユタは少し考えて、おもむろに目線を斜め下に向け、口を閉じ、僅(わず)かながら、こくりと頭が動いた。
ユタ/それでは少しだけ話を聞きましょう。
ナレーター/2人はご隠居の待つ、御門口(うじょうもん)に向かった!
ナレーター/そして、ご隠居達とこれまでの経緯をこと細かく話した!
ユタ/
そうなんですか…にわかには信じる事は出来ないですが、その真剣さとあなた方の心に曇りが無いように読み取れました!そして事の重大さも伝わりました!
ユタ/
この近くに、私の尊敬する祝女(ヌル)がおりますので、ご紹介します。大変有名な神人(かみんちゅ)ですので礼儀をもって接してくださいね。
ユタ/私が案内しますのでついて来て下さい。
ナレーター/一同は、バスに乗り、沖縄で最も有名な長老(ユタ)の元へ向かった!
ユタ/こんにちは、キコエさん居ますか~
キコエ/はーい!おりますよ…
続く……
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