黄門ちゃいまの世直し旅/第25話[いよいよ青森へ]
ナレーター/御老公一行と律子家族は4日間の充電期間を終え、5日目の約束!
いよいよ青森に出発するのであった。
律子/おはよう!皆さん、二郎、今日は、いよいよ青森のおじさんの元へ行くわよ~
天二郎/わーい!旅行気分だね!
ご隠居/二郎くんは学所(がくしょ)には行かぬの
ですかな、あるいはまだ、この町には
無いのですかな
律子/学所?
ご隠居/この辺(あたり)では寺子屋と申すのかな
律子/いやだわぁ(*>ω<*)♡~ご隠居さん、今は
寺子屋は無いんですよ
ご隠居/寺子屋は無いですと…
律子/今は小学校がその役割を担っているんです
よ
ご隠居/ほーそうでしたか、それは安心しまし
た!当時は寺子屋の普及に努めよう
と話しておったところじゃったから
のぅ…良かった良かった
律子/
ご隠居さん、安心して下さい!江戸時代の終わりには、全国に1万6千軒超えるほどあったらしいですよ
ご隠居/それはそれは、藩主や寺院その他それに
関わる人々に感謝さねばなるまいな
律子/ほんと!そうですよね!ご隠居さんには身
近な問題なんですものね
律子/それでぇ~二郎も私も安心してください!
二郎は夏休みで私は年休で一週間休み取
っていますから…
ご隠居/年休ですと?
律子/あっはい、会社では、年に何回か休みが取
れるんです!何日か貯まっていたので1
週間まとめて休み貰ったんです。
ご隠居/1週間?
律子/あっ江戸時代はあまり使われなかった言葉
ですよね、7日間ということです!
ご隠居/私達の為に、それは忝ない(かたじけな
い)ご行為!
律子/いえいえ、こんな事、人生で経験する事無
いですから
ご隠居/いや、誠に感謝致しますぞ
律子/こちらこそ
律子/さぁ〜行きましょうか
ナレーター/一同は伊丹空港へ向かい、青森空港
へと、飛び立つのであった!
助さん/ご隠居、生きている間に空を飛べるとは
思いもよりませんね
格さん/私も同じ思いですよ
ご隠居/事実の夢とはこの事を言うやも知れぬの
ぅ
ナレーター/一同は2時間のフライトを終え青森
空港に降り立った。
律子/皆さん、着きましたよ!青森に…
ここから、おじさんの家まで車で40
分です。
ナレーター/一同は、タクシーに乗りおじさんの
元へ
律子/「コンコン」「トントン」おじさん居ます
かーおじさん最近耳が遠くなってた
からなぁー、聞こえないのかな~
「ピンポンー」
おじさん/はいよー
律子/良かった
おじさん/今開けるからのぅー[ガチャ]
おじさん/よく来てくださったのぅ~
こちらにお入りくだされ…
天二郎/おじさん、お久しぶりです~
おじさん/まーまぁー、大きくなったの~
そちらのご隠居さん達も早く家に入
ってくだされ
ご隠居/忝(かたじけ)のぅございます。
助・格/失礼致します!
おじさん/さぁ~皆さんには窮屈させてしまうが
こちらの居間へどうぞお入り下され
律子/おじさん、今お茶入れますね!
おじさん/気を使わせて、すまん事じゃなぁ
律子/いえいえ、勝手に台所使わせてもらってま
すけど…
ナレーター/一同、ひと息のティータイムを終
え…おじさんが神妙な面持ちで話し始めた。
おじさん/あの電話での件じゃがのぅ~
続く……
皆さん、寺子屋に興味がある方は、本文の斜線を引いてある文をクリックしてね!
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