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有給消化 - ver 20.1 days-

おはようございます。まりゆです。
有給消化 21日目。
夕べは ほとんど眠ることができませんでした。
今日は主人の命日だからか。。。

主人は8年前の夜中に亡くなりました。
病状が芳しくなく 亡くなる2ケ月前の緩和ケア病棟への移動時には、主人の後姿は 一回り小さくなったかのごとく、すっかり肩を落とし未来への希望もなくなっていました。

7-8年ほどの闘病生活でしたが、当初は術後経過がよく、元気に過ごしていた期間もありました。しかしながら自身の余命への危機感からか、金銭浪費に拍車がかかり、私はもうすっかり疲れていました。

義務のように会社に行き、義務のような残業。疲れ果てて家に帰ってからは義務の家事、子供の学校行事の諸チェックなど。。。もう逃げ出したかった。死にたいのは私の方だと声を荒げそうだった。

そんな主人の通夜に参列してくれた方々の多さに 本当に驚いた。
葬儀場に空きがなく、予定していた人数より多めの許容数のある場所を借りていて良かったと思った。

その後も十分な睡眠もとれず、フラフラだったけれど、
医者が診断書を出してくれたおかげで、私は会社を2ケ月休職した。
『ショック性鬱』

後の法要の手配。市役所や銀行への届け出。
いつになったら諸手続きが終わり 気が休まるのか。
泣きだしそうになって、銀行預金の残高を確認した。
主人の死亡保険金が振り込まれていた。

一人息子が結婚したら、私が一人になってしまうことを 主人は一番心配していた。私はそんなことを想像する余裕もなかったけれど、私が人に泣きつくような性格でないことを主人が一番わかっていたのだと思う。

それからも 心が折れそうになったり、どうしようもなく落ち込んだりした時には、思い出したように 遺族年金が振り込まれていたり。。。

ちゃんと天から主人に見守られている。

私は人生の責任を果たすために生かされているのだと感じている。
今年は2人目の孫も生まれた。
「娘が2人になったから。。。うちの苗字も終わるなぁ。」
息子に言われた。

家名など どうなってもよい。
それを見届けることで、私の使命は終わる。

人生なんて短くて楽しくない。苦労するのは あたりまえ。
その中の小さな光を見つけることでやっと満たされる。
半世紀強を生きてわかったのだから、まだまだ悟ることはある。

そこに希望があれば 人は苦しいことも乗り越えれるはず。

                     Mariyou-iCat

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