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ポーランド旅行③ 計画

私は「行き当たりばったり旅」が苦手な人間です。旅行に行くとなればとことん調べ尽くし、タイムスケジュールを作り、それに沿って進行していきたいタイプの人間です。せっかくの機会を無駄にしないよう、沢山準備して旅行の日を迎えようと、今回も心に決めました。

まず前提としてこの旅は「戦争や歴史にまつわる場所へ行き、今まで調べてきたことの答え合わせをする、新しい知識を得る」ことが主な目的です。

【クラクフ】
クラクフについてまずは調べました。
ワルシャワの前に首都が置かれていたクラクフは、歴史的な建物も多く残り、日本でいうところの京都のような場所のようです。
色々調べた結果以下の場所に行くことに決めました。
・アウシュヴィッツ
・フロリアンスカ門
・フロリアンスカ通り
・バルバカン
・中央広場
・聖マリア教会
・旧市庁舎の塔
・シンドラーの工場
・ガジミエシュ地区
・織物会館

映画「シンドラーのリスト」のシンドラーのあの工場が残っており(リニューアルされていますが)、見学することができるようで、アウシュヴィッツ以外にもこうしたところが残っているのか、と少し興奮気味で行き先リストに追加しました。

【ワルシャワ】
ワルシャワのリストは以下です。
・旧市街
・ユダヤ人博物館
・聖十字架教会
・ワルシャワ大学
・ゲットー跡
・聖アンナ教会
・戦場のピアニストロケ地巡り
・ショパン像
・ワジェンキ公園
・ワルシャワ蜂起博物館

ワルシャワ歴史地区が世界遺産に登録されているのでその街並みを見たかったのと、「また、桜の国で」で読んだワルシャワ蜂起についての博物館やそれらに関係する場所に行きたいと思い、リストを作りました。戦争に関する作品から興味を持ったポーランドでしたが、調べているとその美しい街並みの写真を沢山見つけ、完全に心を奪われました。
今まで作品を通して見てきた景色が実際どんな風に自分の目に映るのか、現地で自分が何を感じるのか、計画段階からワクワクが止まりません。

【ミュンヘン】
1939年9月1日、ドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発しました。ドイツから見るこの出来事はどんなものなのか、ドイツはこの過去に対し何を思っているのか、それらが確認できるような場所に行ってみるのも良いかと思いました。
それから、ドイツといえばビールやソーセージ、サッカー、沢山の有名なものがあります。
ミュンヘンは1日しか滞在できないため、どこに行くか、とても迷いました。
それらを1日に詰め込んでなんとか少ない時間でもドイツを満喫できないかと考えました。
が、ミュンヘン観光の日はなんと日曜日。
各お店の営業時間を調べているとほとんどのお店が営業時間外。ドイツでは日曜日はお店を閉めるところがほとんどだそうです。
(契約時にそこまでは調べられていなかった、、)
まさかの展開に頭を抱えました。ドイツを1日追加することで旅行代金が云十万加算されていましたので何もせず過ごすわけにはいきません。
半分諦め気分で調べていたところ、「ノイシュバンシュタイン城」というとても綺麗なお城がミュンヘンから行けるということが分かりました。
お城へは電車とバスを利用しますが往復で計7時間ほどかかります。たった1日のドイツを半分移動時間で潰すのか、と悩みましたが、お店はどこも営業していないので思い切ってこのお城を目指すことにしました。

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