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ホストのキャッチについて行ってみた
友だちと、「ホストとか一回くらいは行ってみたいよね!」とか話したことはありませんか?
私はあります。でも、まさか勢いで、しかも一人で行くことになるとは思っていませんでした。これはその体験記になります。(これを読んでも、料金体系などホストクラブについての知識は得られません。私もわかっていません。)
出会い
「おねえさん、ちょっといい?」という声につい振り向いてしまった。
都会って本当に声かけられるんだ…とぼんやり思っていたら断るタイミングを逃してしまった。「一緒に飲まない?」と誘ってくるお兄さん。この人はきっとホストだ!
しかし、ホストクラブと言えばシャンパンや、貢ぐ女の子がいるイメージ、いったいいくらかかるのか?
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「一時間で千円ぽっきり!」と言われたものの、非常に疑わしい。
「私クレカ持ってないし手持ちもほとんどないから、本当にお金使えないよ?」とむしろホストを脅してみる。
「大丈夫、俺約束守るし終電までに帰れるから!」と言われたので信じてみることにした。(なんとかなる、で生きてきた私、信じて大丈夫なのか。)
入店
「おねえさんホスト絶対初めてでしょ」と笑われながら連れて行かれたのは、ビルの中にある店舗だった。
白くて重そうな扉、いかにもホストクラブって感じ~と雑な感想を抱きつつ身分証確認をすませていざ入店!
廊下はなぜか床が光っていたが、店内は薄暗く思っていたより落ち着いた雰囲気。
「うち、照明も音楽も他より落ち着いてるねん」とのこと。
声をかけてきたお兄さんがそのまま接客してくれた。
接客
席につくと、お兄さんはドリンクの注文を手早くすませ、「寒くない?ブランケットいる?」「俺○○っていうんだ、連絡先交換しよ」と流れるように私を気遣いつつ連絡先交換。
席に座って数分でホストらしさを味わえた。これで営業がかかってくるのね...と感慨にふけっていたら、
![](https://assets.st-note.com/img/1670904930475-HC7DWWaXJz.jpg?width=800)
「ほんまは△△やねん、本名。けどここでは○○やから、あんまり大きな声で呼ばんとってな?」
そう、こういうのだよ、見たかったのは!
本名教えるのは君だけだよ、的な雰囲気を出すのか、さすがすぎる。この対人スキル、学びたい。
その後も
「うわ、手ちっちゃいなあ」からの手のひらを合わせて大きさを比べ、
「俺、末端冷え性やねん、温めて」と手を握る。
すごい、ホスト。「温めてあげる」じゃなくて「温めて」なのね。
女の子に「私冷え性なの~」と手を握ってアピールをさせる間もなくスムーズに手をつなぐ。
これができたらモテるのかも、知らんけど。
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他にも話の流れでさらりと肩を抱かれたり、太ももに手がおかれたりしたが、なんだろう、あまりにもスムーズなので胸きゅんというよりは感心してしまった。触り方が洗練されている、とでも言おうか。いやらしさがない。
まあ、プロだもんね。
このような接客が標準なのかはわからないが、面白かった。
通う人がいるのも納得。
帰ってググってみると、初回は安く飲めるらしい。
ぜひ行ってみてください、と勧めるほどではないが、行ってみたい気持ちがあるなら一回行ってみても面白いかも。
顔のいい人間による接客を受けられます。楽しい。
今回はホストクラブの雰囲気を主に伝えようと思って書きましたが、彼らの接客の要は会話にあると思ったので、それを考察した記事を書きました。
興味があればこちらもどうぞ。
読んでくれた方、ありがとうございました。
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